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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
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このところ、モーリス・センダックの絵本を読む機会が増えました。
![]() センダックの原画の置いてある美術館にも、子供たちやそのママ達と一緒に出かけても見ました。 今年の秋は、センダックの「ピエールとライオン」を英語と日本語で劇表現するので。 ![]() ![]() 美術館のロビーにて なんともヘンテコなセンダックのお話。「このお話はバカバカしくて、かえって自分たちで自由にいろんな表現を考えられるから面白そう・・・」というのが、子供たちがこのお話を選んだ理由。 「まよなかのだいどころ」を発表したこともあるので、今回はモーリス・センダックの本をあれこれ読んでみています。子供たちは絵本を、私はモーリス・センダックについて書かれたものも少しずつ。 ![]() 「ふふふん へへへん ぽん!」は、「もっと いいこと きっと ある」という副題。 あれもある、これも持っている、飼い主もかわいがってくれるという何もかもが揃った生活をしているイヌのジェニーが、ある日「なにもかもそろっているよりも もっといいことが きっとある」と持ち物を全部もって世の中に出ていきます。 まあいろんなヘンテコな体験をしながらジェニーがたどり着いたのは、ある劇場の主演女優の座。そして最後に前のご主人に、「わたしはもう御宅へ戻りません」ではじまる、現在のヘンテコ楽しい暮らし振りを書いた手紙を送ります。 マザーグースが絡んでいたり、絵は白黒の精密なものだったり、文章とのギャップが面白い。音が面白いというので、原文でも読んでみました。 幸せは自分の足元にある・・という青い鳥のお話とは違って、満ち足りた暮らしから一歩踏み出し、(私からみたら)ヘンテコだけど新しく見つけた暮らしを楽しんでいるストーリーは、結構好き。 ![]() センダックは、絵本は、眺めて触って読んで抱きしめて、楽しむものだと言っているけど、私が持っているハードカバーの原書達は、それぞれに大きさも厚さも違っていて、肌触りがいい。初めて姉に買ってもらった絵本を、センダックはかじってみたりもしたというから、その製本にもきっといろいろこだわりがあるのだろうと思います。 ![]() モーリス・センダックが目指しているところはいまひとつよくわからないので、本の中から気になる言葉を書き留めています。 ![]() 「子ども時代を生き抜く子どもたちというのが、わたしのこだわっているテーマであり、人生の関心事なのです。」―― 「かいじゅうたち」の世界へ by モーリス・センダック より ![]() よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ ![]() Thanks!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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