北関東の紅葉前線・・・天空の足湯は如何に!
ETC1,000円を利用して今度も自宅AM4:30に出発、北関東の紅葉最前線探索の旅です。コンビニオニギリをかじりながら朝食、日光いろは坂から明智平、中禅寺湖畔、戦場ヶ原、金精峠、丸沼高原、尾瀬道に一寸入って水上温泉までの強行スケジュール、一日で走行距離450kmになりました。今回のご案内は紅葉前線の旅、温暖化と言っても11月に入ると関東高地の紅葉は終了、案の定11月3日には木枯らし一号が吹き荒れ風雪模様でしたが、関東の低い山でしたらまだまだ見頃ですし、西日本もこれからが本番、あなたの町のお気に入りスポットへ是非お出掛けになってみて下さい。 上り専用の第二いろは坂、途中の展望休憩所で一休み。漆やななかまどなど赤が少ない紅葉模様、天候の所産なのか? 写真は切れの無い写りです。 東北自動車道は渋滞直前の交通量で、日光到着AM6:45でも10kmの渋滞が始まっていました。裏道・間道をずるして走り渋滞回避、上り専用の第二いろは坂展望台(標高1175m)で一休みです。前日の夜、晴れ予報を確認し出発したはずが、陽の射さない曇天に・・・気象予報を恨みます。 明智平ロープウェイに乗って展望台へ、中禅寺湖・華厳の滝の景観になります。華厳の滝は日本三大名瀑(那智、袋田)のひとつ、中禅寺湖からの落差97mの滝は豪快です。 第二いろは坂、「い」 ~ 「ね」まで20のカーブを登って行くと、終点近くに明智平展望台があります。駐車場確保に一寸時間が掛かりましたがロープウェイ乗車3分で展望台、中禅寺湖・華厳の滝・男体山など一望に出来るスポットです。明智平の命名には、山崎の合戦で敗れ比叡山に逃げた明智光秀、後世に名が残るようにと、日光で一番眺めの良いここを「明智平」にしたエピソード? が伝わります。 半月山中腹からの中禅寺湖と男体山、未掲載の頂上展望台は湖の反対側の展望になります。 中禅寺湖東岸の歌ケ浜、陽射し無く寒かったですが紅葉は盛りです。 半月山麓の中禅寺湖畔、立木観音もある湖東岸の歌ケ浜になり、散策小道は紅葉真っ盛りで楽しませてくれます。中禅寺は立木観音(桂の立木から作られた千手観音)を収めているお寺名、そこからいただいた湖名になりますが、徳川家康による雪浪湖、明治天皇の幸ノ湖などなど幾つも名を持った不思議な湖、男体山の噴火による堰止湖になります。因みに中禅寺は日光山輪王寺の別院で、坂東33観音霊場の第18番札所という由緒あるお寺です。 イタリア大使館別荘記念公園、本邸・副邸を復元し避暑地歴史館として公開されています。 高地で歴史もあり景観も優れている中禅寺湖畔(水深172m)、軽井沢が開発される以前の明治中期から昭和初期に掛け諸外国の別荘が多く建てられ、国際避暑地として発展した場所になります。ここはイタリア大使館別荘記念公園、平成9年まで実際に歴代大使が使用していた所です。 神様が大ムカデ(赤城山のアカギの神)と大蛇(男体山のニッコウの神)に化けて戦った戦場・・・という伝説から、ここは「戦場ヶ原」と命名されています。 今日のスケジュールが遅れ気味、二荒山神社や竜頭の滝をカット、05年ラムサール条約登録地湿地の戦場ヶ原(標高1394m)に到着です。1万4千年前ほどの大昔、男体山の溶岩で川が堰き止められ出来た湖が、その後男体山後期の火山活動の火砕流や土砂で湖を埋め、その上に泥炭として植物堆積物が低温のため分解されず積り、現在のような湿原になったようです。荒涼とした景観を見せてくれます。三本松公園から黄色に染まるカラマツ林越しに、信仰の山男体山を間近に望むことが出来ました。 金精峠を越え群馬県入りし遅い昼食。良心的な店で、美味しくけんちん蕎麦と山菜おこわです。 冬は丸沼高原スキー場、他季節は日光白根山を望む「天空の足湯」を売りにする観光保養地です。 丸沼高原へは遅れ遅れでPM2:00到着。急いで昼食。日没がPM5:00ですから厳しくなった日程。晴れていればロープウェイに乗り標高2,000mの山頂駅に、リンドウさんのように天空の足湯に浸り、日本百名山で日光火山群主峰の日光白根山とか尾瀬の至仏山、燧ヶ岳など満喫出来たのに・・・ですが!時間遅れや年金生活者には厳しい往復1,800円の料金に断念です。日本製紙関連経営のスキー場は縦が短い横長ゲレンデ、規模は山形蔵王の1/4程度か・・・高速ICから遠距離がネックのようです。 片品村から尾瀬の鳩待峠に向かう途中、紅葉時期ならではの色模様を見せてくれます。 新聞に小さな渓流もある照葉峡は最盛期の記事、水上温泉の一寸手前にありました。 高台から視界開けた山並み全体の錦秋を眺めるのは醍醐味、でも紅葉の林に入り間近に彩を観察するのも捨てがたいものです。欲を言えば・・・サッーと時雨があって、直ぐに晴れ、陽射しに輝く濡れ木の葉は格別の風情を醸し出してくれます。人生、午後10時過ぎの小生はこんな秋を好んでいます。次回は日本三景の一つ、飛龍も見えるかな? 日本海に面する京都府天橋立を予定しています。