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2020年10月29日
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カテゴリ:その他

「頭の中は最強の実験室」榛葉 豊 (化学同人)

思考実験の面白さを伝えようとする本。4つのパート「PART I 頭の中だからこそできる!これぞ真骨頂の思考実験」、「PART II 人間と世界の存在を根底から問う!哲学・世界観の思考実験」、「PART III 確率と可能性のロジックを探る!数学・論理の思考実験」、「PART IV 自然の摂理とミクロの世界に迫る!物理学・量子論の思考実験」に分かれている。どれも代表的な問題が取り上げられているようで、知ってる人にはそれぞれ物足りないかもしれない。が、電車の中の頭の体操としては好適。

P35 「PART I 実験File 03 ガリレオの思考実験」から、「連結物体の落下」の思考実験について。知らなかったわけじゃないけど、今回すとんと落ちてきた。

P54 「PART II 実験File 05 マリーの部屋と哲学的ゾンビ」から。「クオリアを生まれて初めて体験する」とき人はどう感じるのか。これ思考実験あるいは哲学の範囲にとどまっているんじゃなくて、本当に実験したら・・・とかそういうことは言ってはいけなんでしょうね。

P68 「PART II 実験File 07 水槽の中の脳と世界5分前創造仮説」から。いわゆる古くからある懐疑論の今日バージョン。そして映画「マトリックス」の世界ではそれがSFとして実現されている。というわけで、実は「マトリックス」は何故か見たことなかったんだけど、好きなやつじゃん、見なきゃダメじゃんと思った次第。

P76 インテリジェント・デザイン(創造科学)にも言及。とりあえず・・・これ以上はやめておきます。

P78 「PART II 実験File 08 宇宙のファイン・チューニングから眠り姫問題へ」から。前者は良いとして、「眠り姫問題」は知らなかった。ここでは酔っ払いの寝過ごし問題に形を変えて紹介されているけど、オリジナルはここで。

https://ja.wikipedia.org/wiki/眠り姫問題

色々なバリエーションがあって面白い。

P95 「PART III 実験File 09 ギャンブラーの誤謬」から。ベイズ推定、ラプラス継起の規則について。この辺は本当に面白い。

P101 「PART III 実験File 10 モンティホール・ジレンマと3囚人問題」から。当然出てくるべき、モンティホール。思考実験として3つのドアではなく、100のドアだと考えると議論がはっきりする、というところ。

P120 「PART III 実験File 11 ニューカム問題と囚人のジレンマ」から。ここで出てきた遡及効果、つまり「現在が過去に影響を与えることができる」という考え方は面白い。相手が神や悪魔ならね。

P122 「PART III 実験File 12 4枚カード問題とヘンペルの室内鳥類学」から。ウェイソンの4枚カード、これいいね。論理的思考の勉強になる。同じ流れでヘンペルの方もね。

P147 「PART IV 実験File 14 マックスウェルの悪魔」から。ここに出てくる「シラード・エンジン」、ベネットの情報エントロピーを使った解決策(記憶の消去)、計算機による計算と発熱の問題は、もう少し深堀りしたいと思った。東大の方の同じ学科の沙川貴大先生のお仕事が少しでも理解できるといいなと思っている。

本書の最後の方の、相対性理論、量子力学のはまあ・・・もういいでしょう。犬耳なし。


頭の中は最強の実験室 学問の常識を揺るがした思考実験 [ 榛葉豊 ]







最終更新日  2020年10月29日 14時19分53秒
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