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2023.05.12
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カテゴリ:河合奈保子さん
河合奈保子さんは1981年10月5日、NHKホールで行われた「レッツゴーヤング」のリハーサルで、4.5メートルの小セリから落下し、「第一腰椎圧迫骨折」で入院しました。

「わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ/河合奈保子/ワニブックス/1983年5月20日初版発行」P67には、この事故がきっかけで奈保子さんの母、妹が東京で暮らすことになったことが書かれています。

P67「ユカちゃんごめんね」
昭和56年(1981年)10月13日(火)
今日から妹の由香里が、東京の学校へ転校しました。
中3の二学期のおしまいに転校なんで、かわいそう・・・・ごめんね、ユカちゃん。
今が一番大切な時期なのに、私がこんなことになってしまって。
受験もあるのに・・・・ごめんネ。一日も早く学校に、東京の学校になれてください。
とっても大変だと思うけど、とってもつらいと思うけど、私にはこれぐらいしかいえません。
本当にごめんなさい。でも・・・、ユカちゃんならだいじょうぶよネ!ぜったい・・・
(日記より)

事故がキッカケで、おかあさんとユカちゃんは、東京で暮らすことになりました。
私を一人で東京におくのは、心配になったそうなのです。おとうさんは、お仕事があるので大阪で一人暮らし。私のせいで、とうとうこんな形になってしまいました。
おかあさんは、私の看病であわただしく大阪を離れて以来、帰ることもなく、東京の人になってしまいました。
ユカちゃんも、(10月)9日に上京したきり、制服も教科書もないままに、東京の中学校へと転校しました。

ーーーーーーーーーーーーーー
同本P108~111で、「病室の人気者」として、奈保子さんの妹のユカさんの似顔絵が紹介されています。

絵のじょうずなユカちゃんは、スタッフの皆さんの似顔絵を描いては、私を笑わせます。
「ネェネェお姉ちゃん。マネージャーの清水さんて”ムーミン”に似てない?」
ある時、こっそりと耳打ちしたことが、キッカケでした。
「これが清水さん。そいで、こっちがムーミン」
「キャハハハ、似てるゥ~」2人(?)が並んだ姿は、まるで兄弟のよう。セーターからお腹をポッコリと出した清水さんが、かわいいんです。
会社の部長さん、専務さんからバンドの大石さん、マキシムのお姉さんたちまで、とにかくみんな似ていました。じょうずに特徴をつかんでいて、実物よりいいみたい。(ハハハ、ごめんなさい)
サインペン1色ではさみしいので、ユカちゃんが学校へ行っている間に、私がぬり絵をしていました。
できあがった順番に、壁にはってお披露目。お見舞いのお客様やスタッフの皆さんにも、大ウケにウケていました。回診の時には、担当の恒川先生までが、
「これはじょうずだねえ。ひとつ、ボクの絵も描いてもらえないかな」なんて。
陰でこっそりと『ツネちゃん』とアダ名していた私とユカちゃん。もちろん、喜んで描いてあげました。親しみを込めて、とびっきりじょうずにね。そのせいかしら、できあがった絵を見て、「こりゃいいぞ。実物よりハンサムに描けているよ」
壁にはった似顔絵は、退隠するまで、病室の人気をさらっていました。
おかげで、始終なごやかな空気に包まれていたような気がします。


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河合奈保子さんの入院部屋の様子。(雑誌の切り抜きより)


↓ 壁に飾られたユカさんの絵。



↓奈保子しんぶん Vol.5 昭和56(1981年)11月発行 芸映プロダクション・芸映友の会 河合奈保子FC編集部。
「奈保子の病院のお部屋」






↓「わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ/河合奈保子/ワニブックス/1983年5月20日初版発行」



↓「新装版 わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ/河合奈保子/ワニブックス/復刊ドットコム/2021年8月31日初版発行」





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最終更新日  2023.05.21 07:35:13
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