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愛しのにゃんころりんプラスわん

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2016年12月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
前回の更新からしばらく間があいてしまいました。

「私がキョロにしたこと~6」の続きです。


最低な動物病院から家に戻った私は、キョロがどうしたら食べられるようになるか調べまくりました。

猫の口腔内治療の専門的な病院はないだろうか、もちろんそのような病院があるのは知って居ますが、通院出来る範囲となると中々見つかりません。

インターネットでどんどん検索していたら、キョロと似たような症状の猫ちゃんのブログに辿り着きました。

そのブログの猫ちゃんも口の中の病気で食事が出来なくなり、飼い主さんが試行錯誤されていました。

他にも数件、同じような猫ちゃんのブログを拝見しました。

色んな治療について、フードやサプリメントなど、参考になることが多々有りましたが、いちばん気になったのは、猫の鼻にチューブを通して食事を与えるというものでした。

キョロはすでに自力でフードを飲み込むことが困難になっていました。

舌のつけ根の腫れ物が大きくなってきていて、フードを口に入れても「ごっくん」と飲み込むことが出来ないのです。

それでも他のみんなの食事の時間には一緒に集合するキョロ。

餌皿に顔を突っ込んで、口の回りから喉元にかけて涎とウェットフードでベチョベチョにしながら、必死にフードを食べようとします。

それなのに、口に入れても入れても飲み込めず、口からこぼれ落ちるフード。

キョロはお腹が空いている、これは疑いようもなく分かりました。

シリンジを使っての強制給餌は当然不可能です。

口にフードを入れたって飲み込めないんだから。

仮に無理矢理強制給餌をしたら、誤飲でフードを気管などに詰まらせて窒息死してしまうだろうと思いました。

せめて空腹だけでも満たしてあげたいと、探して探して辿り着いたのが鼻チューブ。

ここからキョロもたくさん苦しかったし、私も気の休まるときがなく、もうやめよう、いや、あともう少し、キョロ、どうしようか?と、毎日葛藤の日々が始まりました。

キョロの鼻にチューブを入れる。

これは、キョロにとって相当嫌なことだったと思います。

どうして私はそこまでしてしまったのか、それは昨年の春に死んでしまった私の全てだったふっくんのことがあったからかもしれません。

ふっくんは腹水が溜まり、病院で検査したら脾臓が腫れていると言われました。

掛かり付けの病院でも、もうひとつの病院でも、手術で脾臓をとるのはあまり勧めないと言われました。

私はどうしようもなく大好きで可愛くてたまらないふっくんに手術で怖い痛い思いをさせたくなくて、手術しても完治しないなら、残された生涯をなるべく穏やかに、最期までずっと一緒にいられたら、そう決めて、腹水がたまったら抜き、毎日ふっくんと過ごしました。

少しずつの強制給餌からはじめ、先生から「余命は残り少ないかもしれない、覚悟が必要」と宣告されていたのに、ふっくんは死の縁から這い上がってくれました。

自分でごはんも食べるようになり、うんちも正常で、毎日いつも通り私に甘え、キャットタワーから外を眺め、やっぱり手術なんて怖い痛い思いをさせなくて良かった、そう思いました。

でもそんな夢のような時間はたった3ヶ月で終わってしまいました。

今でもあの3ヶ月はふっくんが私にくれた夢だったのかと思います。

いきなりボクが死んだらお母さんが悲しむから、お母さんのためにもう少しここに居てあげよう。

そして、たくさんのさよならをしてふっくんは死んでしまいました。




ふっくんが死んでから、私はずっとずっと考えました。

もしかしたらもっと何か出来ることがあったかもしれない、もしかしたら、手術をしたら助かっていたのかもしれない、もしかしたら、もしかしたら、と。




だから、キョロのことは後悔したくない、その気持ちが私を暴走させました。



キョロの鼻チューブについて、信頼のおける猫繋がりの知り合いに相談しましたが、みんな「うーん。。。どうかなぁ。。。」と言うようなお返事でした。

今思えば私もそうだと思うのですが、その時はとにかくキョロのお腹を満たしてあげたい一心で、こちらからアドバイスを求めたにも関わらず「でもキョロはお腹が空いてるから、みんなと一緒にごはんを食べたがってるから、だから。。。」と、自分の考えばかり主張してしまいました。





続く





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最終更新日  2016年12月23日 10時12分18秒
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