野良猫さんが、たまに姿を現さなくなる理由
この前、不妊手術後、姿を現してくれなかったキョロちゃんが餌場に来てくれました。それからは、ほぼ毎日餌場にやってきては「ニャーニャー」と私の足にまとわりついてきます。そんなある日のこと。いつものように野良猫さんたちのごはんを準備していると、またまたどこかで聞き覚えのある鳴き声が。。。この声は白猫さんだ!ドキドキしながらそーっと後ろを振り向くと。。。やっぱり白猫さんだ!真夏の暑い日に姿を見せなくなってから、随分と心配していました。ただ、うちの近所には白猫さんがたくさんいるので、よーく似た猫さんかもしれません。でも、鳴き声もいっしょだし、ごはんの食べ方もいっしょだし、ちょっとでも触ろうとすると「シャーッ!!!」とすごい勢いで威嚇してくるのもいっしょだし。。。たぶん。。。イヤ、絶対にあの白猫さんです。いちや白猫さんは、かなり暑い日でもマンションの駐車場の車の下にいました。マンションに住んでいる子供たちは昨日まで夏休みで、駐車場で遊んでる子もいます。そんな真夏の暑い日、私はマンションの7階に住んでいるのですが、エレベーターを待っている間何気なく下の駐車場を見ていると、子供達が走り回っているのが見えました。子供達は4~5人。年齢は小学生高学年位。そして、その子たちが標的にしていたのが車の下で暑さをしのいでいたいちと白猫さんでした。いちと白猫さんは炎天下の熱いアスファルトの上を必死になって逃げ回り、それを子供達が円陣になって追い詰める。。。私はこの夏、しょっちゅう昼間の駐車場のアスファルトを触ってみました。異常な気温のなかのアスファルトは高熱と言っても大袈裟ではないほど熱くなっていて、そのアスファルトからわずか30センチほどの高さで暮らす野良猫さんたちにとっては、命取りになる位の熱さでした。そんな熱い熱いアスファルトの上を、可愛い肉球がやけどしそうな熱さのアスファルトの上を、子供達に脅かされた恐怖で死に物狂いで逃げ回るいちたち。。。子供達に注意しようと急いで下に降りたのに、子供達はもういない。。。そしていちと白猫さんの姿もない。。。その夜、いちも白猫さんも私がいる間は餌場に姿を現しませんでした。いつもはちゃんと待っているのに。別の日。私が野良猫さんたちの朝ごはんを用意していると、水鉄砲を持った子が駐車場をうろうろしてました。この前の子供達のひとりです。その子供は車の下にいる猫を探して水鉄砲を打ってました。私は自分の車のところでごはんを用意していて、すぐ近くにいちがいました。その子は私に気が付いてないようで、いちに向かって水鉄砲を打とうとしました。いちに向かって=私の車に向かって、ってことです。私は車から顔を覗かせ「何をやってるの!!!!!」と言いました。子供達にとっては遊びでも、野良猫さんたちにとっては「殺されるかもしれない」位の恐怖です。そんな光景を目の当たりにして、ただ不妊・去勢手術をさせ、危険だらけの世の中にリリースし、ごはんを与えているだけの自分が情けなく、非力な自分がくやしくてたまりませんでした。野良猫さんを守っているような錯覚に陥っていた自分。もっと!もっと!!!もっと何か方法を考えたい。。。考えなきゃ!!!!!さて、そろそろキョロが待ってるかもしれないから、餌場に行って来よう。ずっと前の日記はここから見られるんだニャ