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猫多組(ねこたぐみ)

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Jul 28, 2007
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カテゴリ:映画・DVD
日本人である、諏訪敦彦監督の、フランス映画。
もちろん、フランス語でフランス人俳優が演じ、日本語字幕。

こないだ『腑抜けども~』で土佐さんが演じていた「フランス帰りの監督」って、諏訪監督のパロディ? なんて思ったりして。

友人たちから「理想のカップル」と言われながら、結婚15年目にして、離婚を決意しているニコラとマリー。

リスボンに住んでいる二人が、共通の友人の結婚式出席のために、パリにやってくるところから映画がはじまる。
ホテルに着いて、サブベッドを用意させるあたりで、「ああ、うまくいってないわけだ」とわかる仕組み。
ちょっとしたことでぶつかり、会話がトゲトゲしいものになる。

それから・・・一緒に友人と食事をしたり、別々に歩き回ったり、結婚パーティーに出席したりするのだけど。

ホテルでのシーンは、常に口喧嘩、または沈黙、無視、といった按配。

私はまだ15年にはなっていないが、既婚者として、すごーくよく状況がわかるだけに、疲れた。
マリーの言葉に苛々させられるのは、自分をそこに見てしまうからだ。

ニコラにひどい言葉を投げつけ、後で一人涙しながら「ごめんなさい」と聞こえないぐらいに小さな声でつぶやく。
自分が話す時には、相手にも何か言うことを求めるが、相手が真剣に話してくると、「眠いの、寝るわ」とすげなくする。

似たようなことを何度したことか!!

夫婦には、子供がいない。
そして、彼女はやや完璧主義者で、自分にも他人にも厳しいタイプだろう。
妥協が難しいのだ。
わかっていても、他に向かうベクトル(たとえば子供、たとえば愛人)がないだけに、夫に何もかも「受け止めてくれること」を求めてしまうのだ。

あ~、身につまされる・・・。

ゆえに、観ていてとっても疲れた。「早く終わってくれえ」とすら思った。

ラストシーンには、ほっとしたが、あまりに疲れてしまって、「もう1本」観る元気がなくなった。

共感度というか・・・「わかるわかる」度はむちゃくちゃ高いが、評価はあまり高くできない、という珍しいタイプの映画でした。





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Last updated  Jul 30, 2007 12:06:37 AM



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