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Feb 25, 2008
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カテゴリ:映画・DVD
音楽・美術・写真ジャンルの作品は、たいてい観たくなる。

『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

「生きるように撮り、撮るように生きる」とコピーにあるけれど、本当にそうだなあと思った。

アニーは、仕事に貪欲で、妥協しない。
とてもパワフルな人生で、魅力的な人間。
ドキュメンタリーなので、説明不要だと思います、興味のある方は観て下さい。

アニーや写真に興味がなかったとしても、アメリカのセレブたちの姿が拝めるしあっかんべー
貴重な証言?も得られる。
彼らがなぜ、アニーに対して心を開き、はっとするような表情を見せてくれるのか。

私が思うに、それは、彼女がプロとして妥協しないから。
自分にも他人にも負けないから。
そして、彼らに対して、自分をオープンにさらけ出すから。
人間関係が、一方通行じゃ、良い作品は撮れないでしょう。

これから観る方は、HPのスーザン・ソンタグのところは、読んだほうが良いと思う。
日本では、知らない人も多いでしょうが、アメリカを代表する知識人にして、アニーの恋人でもあった人だから。
彼女の、アニーに対する影響力は甚大だったと思うし。

本当は、らいみさんと一緒に行く予定だったんだけど、彼女がインフルエンザに罹ってしまったので、「えー、なにー?」とかイマイチ気乗りしないねずみを連れて行ったのだけど。

観終わった時点で「これ、DVD買いますから」宣言、出ましたうっしっし
「スーザン・ソンタグの姿がこんだけ拝めるなんて、すげーすげー」と大興奮。

ちゅうたの好きな「批評空間」の1995年第二期8号にちょっと面白い文章が載っていたので、以下引用。

浅田彰の「編集後記」より。

「本号のインタヴューの数日後、スーザン・ソンタグとアニー・リーボヴィッツの二人と写真論を闘わす機会があった。その内容はとてもここには書ききれないが、ひとつだけ明快な結論がある。ナン・ゴールディンについて、ソンタグは否定的、リーボヴィッツは肯定的、私は両面的、しかし、荒木経惟については三人とも完全に否定的だったことだ。ちょっとした差異のなかに、美学と政治をめぐるありとあらゆる問題がひそんでいる」

荒木氏のファンの方にはごめんなさい。
私は、特に荒木さんが嫌いなわけではありませんが。
でも、なんかすごくよくわかってしまったんだな、この文章。

ここから、二人でかなり話し込むこともできて、刺激的で楽しい時間を過ごせたし、この作品に感謝なのでありますダブルハート





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Last updated  Mar 31, 2008 10:36:45 PM



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