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テーマ:映画館で観た映画(8419)
カテゴリ:映画・DVD
麻生久美子さんが、ペルシャ語のセリフをしゃべって、ヒロイン役を演じるということで、興味を持った。
東京国際映画祭で一足先に観た人の感想からして、難解なんだと覚悟はしていたけれど。 『ハーフェズ・ペルシャの詩』 事前にプログラムを買って読んでも・・・やっぱり、難しかった。 その行動が意味する事柄など、イスラムの、だか、イランの、だかも不明だけど、、基礎的なことがわからない。 たとえば、京都で戸口にほうきを立てたら「早く帰ってくれ」というサインとか、そういう「土地の決め事」みたいなのってあると思う。 映画の中に現れているであろう、そういう部分がわからない。 そういうことがわからなくても、別にもやもやしなくて、それなりに楽しめる作品もあるのだけど、そうじゃなくって、なんだかもやもやしたまま進んでしまう。 男女が顔をあわせてしまったのが罪? それは、男性がハーフェズだから? それとも、女性が師の娘だったから? 彼が誘惑したわけじゃないのに。 村では普通に男女が生活しているというか、被り物はしているけれど、小学校の先生の女性は、顔が見えたし。 鏡の誓願の意味もよくわからないし、結局、最終的にどうなったのかもわからなかった。 麻生さんがヒロイン役ということで、日本では、彼女を中心にした宣伝だったけれど、意外に出番が少なかった点も残念。 民族衣装や、独特の音楽や、イランの人々の生活光景や、風景なんかは、素敵だなと思える。 たとえば、水をビニール袋に汲んで運び、それを売ったり、ナツメヤシの木に登って、実を落として売ったり。 それでお金を得てパンを焼いてもらって、鏡を拭いてくれた女性への「お礼」にしようとするなんて、なんだか面白い修行のような誓願の旅。 でも、彼の家が襲われて、なにがどうなってか、お母さんが亡くなってしまう(あれは殺人にならないのか?)ところなんか、「なんで?」と思ってしまい、そういう「?」が積み重なって、すっきりしないまま終わってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 31, 2008 10:50:30 PM
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