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りらっくママの日々

りらっくママの日々

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2007年12月11日
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カテゴリ:ドラマ
昨夜は「ガリレオ」観ました~!

あと一回で終わりなんだね?

今回は「爆ぜる」

で、「はぜる」なんだってさ~!

原作が図書館でようやく借りれました♪

でも、実はまだ読んでないッス!

わかっちゃうとつまらない気がして~!

今回は本の中では「転写る」で「うつる」の回のようでした。

これ終わっちゃうと、ちょっと淋しいなぁ~!

毎回すんごい実験してくれるけど、

そんなに大学って予算あるの~?
あんなに助教授が勝手に使っていいの~?
大笑い

久米宏と何かあったみたいだけど、

そのせいであんなに天才なのに助教授だったりして…?


今回は、何となく、

視聴者にゴミ問題を考えさせるようなシーンがありましたよね?

「働きマン」でもあったなぁ~。

それ位、ゴミ問題が深刻ってことかもしれませんね。しょんぼり

なるべくゴミを出さないように、

物を大事に使うよう、気をつけよう~って思いました!



今日は、学校役員の仕事してきまっす♪

メイクアップ講座~!!!口紅

すっぴんで行くの…。

どうか、驚かれませんように!!!


あ、それから小説にアダルト入ってるんで、

オコチャマはお気をつけ下さい~!

--------

「ある女の話:アヤカ」

私はイーゼルを出して、
部屋の床が汚れないように布を敷いて、
油絵の道具を出した。
テレピン油の匂いがすると、
描くぞ~って気持ちになる。

ツカちゃんがダビングしてくれた曲を聴きながら、
色を塗っていく。
暗闇に光るクリスマスツリーって、
こんな感じかな…って。

曲は全然クリスマスと関係無いのに、
同じ曲をツカちゃんも聴いてるのかな~って思うと、
何だか嬉しくなってくる。

いっしょにいるワケじゃないのに、
側にいてくれるような気分になってしまう。

多分、今頃はガソリンスタンドでバイトしてるんだろうな…。
そんなこと思った。

就職しないって言ってた。
卒業したら、そのままそこでフリーターするって。
将来どうなるかわからないけど、
今は音楽の世界にいたいって言ってた。
まだオヤジの会社継ぐとかって気になれないって。

今しかできないから、
甘いかもしれないけど、
甘えさせてもらうことにしたって言ってた。

私はいいなって思った。
私と違って、子供の夢を親が許してくれること。
許してないのかもしれないけど、
それを貫けるツカちゃんが羨ましかった。

私は、それを職業にしたいって、
貫けなかった。
何でだろう?
自信が無い、言い訳のような気がした。
自分への。

周りにそんな子いないし、
周りと同じような道に進むのが当然なんだと思っていた。


クリスマスもお正月も、
バンドのみんなとバカ騒ぎして過ごした。
ツカちゃんと二人で、イルミネーションも見てきた。

バレンタイン前に、エリといっしょに、みんなに義理チョコあげた。
本命チョコは、エリといっしょに、ちょっと手作りした。
チョコ溶かして、デコレーションして~

エリはすっごいウキウキしてたのに、
受け取ったマノくんは、「サンキュー!」だけで去って行った。
もらい慣れかよ。悔しい!って私が言うと、

「アレがマノっちの優しさだから。
期待させないようにしてんだよ。
受け取ってくれただけいいよ。」

エリが嬉しそうな淋しそうな、複雑な表情で言った。
せつないなぁ…。

ツカちゃんとはバレンタインデー当日の夕方、
ツカちゃんちのある駅で待ち合わせをして、
はい、って渡したら、
ツカちゃんはすっごい嬉しそうな顔をして、その場で口に入れた。

「あ~、今年のバレンタインサイコー!」

食べてからそんなこと言うから、
笑ってしまった。

「私も!
こんなに、あげて良かったって思ったことないなぁ~。」

「ふうん。ホント?」

「うん。」

ビルの陰で、ツカちゃんは見えないように私を覆って、
キスをした。

ほんのりチョコの香りがした。


期末が終わって、
その日は午前授業だったので、
学校帰りにエリと待ち合わせをして、映画を観た。

恋愛映画。
たいして期待して無かったのに、
観終わったら、好きな人に会いたくなっちゃうような映画だった。

観てたらツカちゃんのこと思い出した。
今日は会う約束してないけど、
顔を見に行ったらいけないかな…。

そう思って、
エリにツカちゃんに会いたくなっちゃった~って言ったら、
私もマノくんに会いたくなっちゃった。
って、エリも笑った。

最近バンドは、
試験とかバイトとかでみんな忙しいので活動しなくなった。
もともとみんなメインで他のバンドを持ってるからだろう。

エリは、もう私とツカちゃんが付き合ってることを知ってる。
だから、いいな~!って。
じゃあ、お互いに会いに行ってみよっか!
って話になって別れた。

でも、電車から降りて、
ツカちゃんちの駅に着いたら、
いきなり行ったら困るかな…って心配になった。

この前教えてもらったバイト先のスタンドに行ってみた。
ツカちゃんが、車を誘導してるのが見えた。

何となく声をかけられなくて、
やっぱり帰ろうかな…って思ったけど、
ちょうど車を先導して、
「ありがとうございました~。」
って言った後で、ツカちゃんが私に気がついた。

「どしたの~?」

私に向かって笑顔で走ってきてくれる。

「うん。今エリと映画観てきて、
それで、何か、会いたくなっちゃって…。」

「え…マジで?
あ、何か…。ちょっと嬉しいんだけど…。
じゃさ、俺、今日もう少しで終わりなんだけど、
待ってられる?」

うん。って私が頷いた。
何だかすごく嬉しい。

夕暮れが早くて、空が雲ってきていて、
寒くて、今にも雪が降りそうだった。
もうカレンダーでは春のはずなのに。

親に少し遅くなるって電話した。
指定されたファミレスで、
やること無いから本を出した。

でもウキウキしちゃって、内容が頭に入って来ない。
好きな人を待ってるのって、
時間がなかなか流れないんだなって思った。

会ってる間はすごく早いのに…。

走ってきてくれた時の嬉しそうな顔とか、
嬉しいって言ってくれた時の笑顔とか、
思い出すとすっごく私も嬉しくなって、
読んでる箇所がつい止まる。

カバンからウォークマン出して、
ダビングしてくれた曲を聴くことにした。

もうすっかり覚えちゃった。
ツカちゃんが好きって言ってた曲。
私も好きになってしまった。

ノート出して聴きながら絵を描いてたら、
肩を叩かれた。
ツカちゃんが笑顔で立ってた。

「何描いてんの?上手いじゃん。
何聴いてんの?」

絵は慌てて隠して、
はい、ってツカちゃんにヘッドフォンの片方を渡した。
ツカちゃんが嬉しそうな顔をした。
二人で安いハンバーグ頼んで、
聴きながら待ってた。

ツカちゃんは、
聴きながら時々私の教科書とかノートをパラパラめくった。
ちゃんと勉強してるね~って。
そこで早い夕飯を食べた。

それでもまだいっしょにいたくて、
離れたくなくて、
ツカちゃんの家に行くことになった。

妹は塾とかって、いなかった。
親も仕事で遅いって。
台所には、夕食の支度がされてた。
レンジで温めて食べてね。
そんな手紙が置いてあった。

ツカちゃんの部屋に行って、暖房を点けても寒い。
ベッドの上に座って、二人で布団にくるまってMTVを見ていた。

「制服姿って、何か新鮮だね。」

「あ、そっか見た事なかったんだっけ?」

「うん。
俺んとこ私服だし…。」

ツカちゃんが私の肩を抱いて、
キスしてくる。

制服の下に手が伸びてきた。
いつもならここで何度も拒んできたんだけど、
今日はツカちゃんがやめてくれない。

「ツカちゃん、マズイよ…
だって…
誰か帰ってこない?」

「9時まで帰ってこない」

ツカちゃんの手が制服を脱がせていくのがわかる。
怖い。
怖いんだけど、
強く拒んでツカちゃんに嫌われたくない。

でも…

「ダメだよ。
やっぱりダメ…
変わっちゃう気がする。」

「何が変わっちゃうの?」

「自分が自分じゃなくなるかもしれないし…
ツカちゃんも…
したら今までと変わるかもしれないし…」

「そんなつもり無いよ。」

「赤ちゃんできちゃうよ?」

「できないように、ちゃんとするから…。
俺のこと…嫌い?」

私は、ううん。って頭を振る。

ツカちゃんが私の頭を撫でる。
優しくキスをする。
本当に同じ歳なんだろうか?
私より落ち着いてて、経験慣れしてる気がした。

真剣な目を見ると、
何も言えなくなってしまう。

服を全部脱がされちゃうと、
体中が高揚していて、
熱くなってきてるのがわかった。
鼓動もすごく早いのがわかる。

ツカちゃんのこと好き。
だからいいと思う。
でも、でもやっぱりいいんだろうか?

タカダくんの彼女の気持ちがわかった。
怖い。
確かにすごく怖いよ。

ツカちゃんに体を任せていたら、
頭がボウっとしてきた。
体も…
変な感じ。
でも…

木の杭が体に入ってきたような痛みが走った。

痛い!
あまりの痛さにツカちゃんの背中をバンバン叩いた。
目から涙が出てきた。

ツカちゃんはジッとして動かなくて、
私が泣いてる顔を見て、淋しいような、せつないような、
謝ってるような顔をしていた。

それから、ギュッと体を抱き締めた。

男と女が一つになるのは、
こんなに痛いことなんだって思った。


「ごめん…
痛い思いさせて。」

ツカちゃんが私の頭を撫でた。
体がまだ痛くて、涙が止まらない。
でも、首を振ることだけはできた。

「ううん。
好きだから。
ツカちゃんのこと。」

「俺も好き…。」

二人でベッドの中で抱き締めあってた。
寒かった部屋が暖かくなってて、
このままだと眠っちゃいそうな気がした。

「どっか旅行に行く?」

ツカちゃんが言った。

「俺、もっともっとアヤカといっしょにいたい。」

ツカちゃんの温かい腕に抱かれてると、
離れるのが嫌になる。

「うん。私も。
もっとずっといっしょにいたい…」


幸せだった。

このままずっと、ツカちゃんとこうしてたいって思ってた。

17歳の春。





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最終更新日  2007年12月11日 08時46分20秒
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