カテゴリ:ドラマ
昨夜は「ガリレオ」観ました~!
あと一回で終わりなんだね? 今回は「爆ぜる」 で、「はぜる」なんだってさ~! 原作が図書館でようやく借りれました♪ でも、実はまだ読んでないッス! わかっちゃうとつまらない気がして~! 今回は本の中では「転写る」で「うつる」の回のようでした。 これ終わっちゃうと、ちょっと淋しいなぁ~! 毎回すんごい実験してくれるけど、 そんなに大学って予算あるの~? あんなに助教授が勝手に使っていいの~? 久米宏と何かあったみたいだけど、 そのせいであんなに天才なのに助教授だったりして…? 今回は、何となく、 視聴者にゴミ問題を考えさせるようなシーンがありましたよね? 「働きマン」でもあったなぁ~。 それ位、ゴミ問題が深刻ってことかもしれませんね。 なるべくゴミを出さないように、 物を大事に使うよう、気をつけよう~って思いました! 今日は、学校役員の仕事してきまっす♪ メイクアップ講座~!!! すっぴんで行くの…。 どうか、驚かれませんように!!! あ、それから小説にアダルト入ってるんで、 オコチャマはお気をつけ下さい~! -------- 「ある女の話:アヤカ」 私はイーゼルを出して、 部屋の床が汚れないように布を敷いて、 油絵の道具を出した。 テレピン油の匂いがすると、 描くぞ~って気持ちになる。 ツカちゃんがダビングしてくれた曲を聴きながら、 色を塗っていく。 暗闇に光るクリスマスツリーって、 こんな感じかな…って。 曲は全然クリスマスと関係無いのに、 同じ曲をツカちゃんも聴いてるのかな~って思うと、 何だか嬉しくなってくる。 いっしょにいるワケじゃないのに、 側にいてくれるような気分になってしまう。 多分、今頃はガソリンスタンドでバイトしてるんだろうな…。 そんなこと思った。 就職しないって言ってた。 卒業したら、そのままそこでフリーターするって。 将来どうなるかわからないけど、 今は音楽の世界にいたいって言ってた。 まだオヤジの会社継ぐとかって気になれないって。 今しかできないから、 甘いかもしれないけど、 甘えさせてもらうことにしたって言ってた。 私はいいなって思った。 私と違って、子供の夢を親が許してくれること。 許してないのかもしれないけど、 それを貫けるツカちゃんが羨ましかった。 私は、それを職業にしたいって、 貫けなかった。 何でだろう? 自信が無い、言い訳のような気がした。 自分への。 周りにそんな子いないし、 周りと同じような道に進むのが当然なんだと思っていた。 クリスマスもお正月も、 バンドのみんなとバカ騒ぎして過ごした。 ツカちゃんと二人で、イルミネーションも見てきた。 バレンタイン前に、エリといっしょに、みんなに義理チョコあげた。 本命チョコは、エリといっしょに、ちょっと手作りした。 チョコ溶かして、デコレーションして~ エリはすっごいウキウキしてたのに、 受け取ったマノくんは、「サンキュー!」だけで去って行った。 もらい慣れかよ。悔しい!って私が言うと、 「アレがマノっちの優しさだから。 期待させないようにしてんだよ。 受け取ってくれただけいいよ。」 エリが嬉しそうな淋しそうな、複雑な表情で言った。 せつないなぁ…。 ツカちゃんとはバレンタインデー当日の夕方、 ツカちゃんちのある駅で待ち合わせをして、 はい、って渡したら、 ツカちゃんはすっごい嬉しそうな顔をして、その場で口に入れた。 「あ~、今年のバレンタインサイコー!」 食べてからそんなこと言うから、 笑ってしまった。 「私も! こんなに、あげて良かったって思ったことないなぁ~。」 「ふうん。ホント?」 「うん。」 ビルの陰で、ツカちゃんは見えないように私を覆って、 キスをした。 ほんのりチョコの香りがした。 期末が終わって、 その日は午前授業だったので、 学校帰りにエリと待ち合わせをして、映画を観た。 恋愛映画。 たいして期待して無かったのに、 観終わったら、好きな人に会いたくなっちゃうような映画だった。 観てたらツカちゃんのこと思い出した。 今日は会う約束してないけど、 顔を見に行ったらいけないかな…。 そう思って、 エリにツカちゃんに会いたくなっちゃった~って言ったら、 私もマノくんに会いたくなっちゃった。 って、エリも笑った。 最近バンドは、 試験とかバイトとかでみんな忙しいので活動しなくなった。 もともとみんなメインで他のバンドを持ってるからだろう。 エリは、もう私とツカちゃんが付き合ってることを知ってる。 だから、いいな~!って。 じゃあ、お互いに会いに行ってみよっか! って話になって別れた。 でも、電車から降りて、 ツカちゃんちの駅に着いたら、 いきなり行ったら困るかな…って心配になった。 この前教えてもらったバイト先のスタンドに行ってみた。 ツカちゃんが、車を誘導してるのが見えた。 何となく声をかけられなくて、 やっぱり帰ろうかな…って思ったけど、 ちょうど車を先導して、 「ありがとうございました~。」 って言った後で、ツカちゃんが私に気がついた。 「どしたの~?」 私に向かって笑顔で走ってきてくれる。 「うん。今エリと映画観てきて、 それで、何か、会いたくなっちゃって…。」 「え…マジで? あ、何か…。ちょっと嬉しいんだけど…。 じゃさ、俺、今日もう少しで終わりなんだけど、 待ってられる?」 うん。って私が頷いた。 何だかすごく嬉しい。 夕暮れが早くて、空が雲ってきていて、 寒くて、今にも雪が降りそうだった。 もうカレンダーでは春のはずなのに。 親に少し遅くなるって電話した。 指定されたファミレスで、 やること無いから本を出した。 でもウキウキしちゃって、内容が頭に入って来ない。 好きな人を待ってるのって、 時間がなかなか流れないんだなって思った。 会ってる間はすごく早いのに…。 走ってきてくれた時の嬉しそうな顔とか、 嬉しいって言ってくれた時の笑顔とか、 思い出すとすっごく私も嬉しくなって、 読んでる箇所がつい止まる。 カバンからウォークマン出して、 ダビングしてくれた曲を聴くことにした。 もうすっかり覚えちゃった。 ツカちゃんが好きって言ってた曲。 私も好きになってしまった。 ノート出して聴きながら絵を描いてたら、 肩を叩かれた。 ツカちゃんが笑顔で立ってた。 「何描いてんの?上手いじゃん。 何聴いてんの?」 絵は慌てて隠して、 はい、ってツカちゃんにヘッドフォンの片方を渡した。 ツカちゃんが嬉しそうな顔をした。 二人で安いハンバーグ頼んで、 聴きながら待ってた。 ツカちゃんは、 聴きながら時々私の教科書とかノートをパラパラめくった。 ちゃんと勉強してるね~って。 そこで早い夕飯を食べた。 それでもまだいっしょにいたくて、 離れたくなくて、 ツカちゃんの家に行くことになった。 妹は塾とかって、いなかった。 親も仕事で遅いって。 台所には、夕食の支度がされてた。 レンジで温めて食べてね。 そんな手紙が置いてあった。 ツカちゃんの部屋に行って、暖房を点けても寒い。 ベッドの上に座って、二人で布団にくるまってMTVを見ていた。 「制服姿って、何か新鮮だね。」 「あ、そっか見た事なかったんだっけ?」 「うん。 俺んとこ私服だし…。」 ツカちゃんが私の肩を抱いて、 キスしてくる。 制服の下に手が伸びてきた。 いつもならここで何度も拒んできたんだけど、 今日はツカちゃんがやめてくれない。 「ツカちゃん、マズイよ… だって… 誰か帰ってこない?」 「9時まで帰ってこない」 ツカちゃんの手が制服を脱がせていくのがわかる。 怖い。 怖いんだけど、 強く拒んでツカちゃんに嫌われたくない。 でも… 「ダメだよ。 やっぱりダメ… 変わっちゃう気がする。」 「何が変わっちゃうの?」 「自分が自分じゃなくなるかもしれないし… ツカちゃんも… したら今までと変わるかもしれないし…」 「そんなつもり無いよ。」 「赤ちゃんできちゃうよ?」 「できないように、ちゃんとするから…。 俺のこと…嫌い?」 私は、ううん。って頭を振る。 ツカちゃんが私の頭を撫でる。 優しくキスをする。 本当に同じ歳なんだろうか? 私より落ち着いてて、経験慣れしてる気がした。 真剣な目を見ると、 何も言えなくなってしまう。 服を全部脱がされちゃうと、 体中が高揚していて、 熱くなってきてるのがわかった。 鼓動もすごく早いのがわかる。 ツカちゃんのこと好き。 だからいいと思う。 でも、でもやっぱりいいんだろうか? タカダくんの彼女の気持ちがわかった。 怖い。 確かにすごく怖いよ。 ツカちゃんに体を任せていたら、 頭がボウっとしてきた。 体も… 変な感じ。 でも… 木の杭が体に入ってきたような痛みが走った。 痛い! あまりの痛さにツカちゃんの背中をバンバン叩いた。 目から涙が出てきた。 ツカちゃんはジッとして動かなくて、 私が泣いてる顔を見て、淋しいような、せつないような、 謝ってるような顔をしていた。 それから、ギュッと体を抱き締めた。 男と女が一つになるのは、 こんなに痛いことなんだって思った。 「ごめん… 痛い思いさせて。」 ツカちゃんが私の頭を撫でた。 体がまだ痛くて、涙が止まらない。 でも、首を振ることだけはできた。 「ううん。 好きだから。 ツカちゃんのこと。」 「俺も好き…。」 二人でベッドの中で抱き締めあってた。 寒かった部屋が暖かくなってて、 このままだと眠っちゃいそうな気がした。 「どっか旅行に行く?」 ツカちゃんが言った。 「俺、もっともっとアヤカといっしょにいたい。」 ツカちゃんの温かい腕に抱かれてると、 離れるのが嫌になる。 「うん。私も。 もっとずっといっしょにいたい…」 幸せだった。 このままずっと、ツカちゃんとこうしてたいって思ってた。 17歳の春。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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