カテゴリ:ドラマ
ドモでっす!
「働きマン(最終回)」ネタバレ感想~ やっぱ、もこみちとどーこーって無かったですね! 続きもありそう~!!! 毎回それなりに面白かったです! やっぱ、無責任な報道はしちゃいかんよね。 痴漢したって先生が子供たちと交換日記してくれてて、 思ったこと一つ一つ丁寧に対応してるって、 本当だったら、すごいイイ先生だと思ったよ! 一瞬私もコリラックとやろうかと思っちゃいました! キャリアアップと、会社を愛してるかは別問題な気がしたけど、 まあ、あんなに居心地がいい会社だったら、 毎日忙しくても、家族に囲まれてるみたいで、 自分の居場所があっていいかも~♪ 少なくとも、上の立場になって、追い詰められることは無さそう! 現場で働くのが一番いい気がするな~♪ ああ、そういえばさ、 結婚を勧める主婦の扱いがちょっと気になったさ~。 私は独身の人は自分で自分を養ってるんだから、 それはそれでいいと思うし、 主婦は家の仕事してるから、 ある意味働きマンで別にいいじゃん。 その人にはその人の人生があるんだし、 お互いの芝生を比べあわなくてもいいと思った~! つーか、そういう、 子供がどうこうとか、 自分のことだけでいーねーとか、 そー言うのウザったい!!!ほっとけよ!!! とかって思った~。 あ、ちょっとすさんでるかも…。 リフレッシュしてきまっす~♪ ---- 「ある女の話:アヤカ」 私はモンモンと悩んでいるのに、 マノくんからは一向に連絡が来なかった。 何だよ。 やっぱりからかわれたのかよ…。 でも、あの時の、車の中での態度や、 駐車場で言った言葉を思い出すと、 やっぱりどう見ても、真剣だったような気がする。 それとも、言ったことで完結してしまったのか…。 でも、こっちからは連絡できない。 連絡したって何て言っていいのかわからない。 ああ、そっか。 ムリって言えばいいんだ。 そう思うけど…。 そう言ったら、 もうあの楽しかった付き合いはなくなっちゃうんだよなぁ…。 かと言って、 やっぱり好きって言われたってことは、 今まで通りってワケには行かないだろう。 マノくんのこと、 正直だし、人としては好きだと思う。 やっぱり…。 でも、今は何も無いけど、 気持ちに応えちゃったら、 エリと本当に気まずくなってしまうような気がした。 それはどうしても嫌だ。 男を選ばない私は変なのだろうか? マノくんは魅力的だけど、 どうしてもエリの比重の方が大きくなってしまう。 その週は、仕事を無理やりやるようにした。 先輩に、何かあった?って聞かれる位。 何かしてないと、ついマノくんのことを考えてしまいそうで、 それがとても嫌だったから。 帰ってきてから、部屋に荷物を置こうとした途端に電話が鳴った。 「マノですけど」 アヤカさんいらっしゃいますか? って、いかにもハキハキとした好青年みたいな、いつもの声。 「いらっしゃいますよ。私です。」 「やめろよオマエ~! あ、そうだと思ったんだ。 でも、お母さんだったら嫌だからさ。」 「お母さんが出たら絶対取り次いでもらえると思ったんでしょ?」 「バレた~?」 このノリでいつもマノペースにのまれていたんだった。 今日は、ちゃんとハッキリさせるべきなのかも。 「外にいる。 出てきて。」 「え?どこに?」 「コンビニの駐車場。」 「いつから待ってたの。」 「今来たばっか。 とりあえず電話して、いればと思って。 時間遅いと迷惑になるし。」 変なとこだけ律儀なんだから。 だから母親ウケがいいのかもしれないけど…。 「わかった。 じゃあすぐ行く。」 ちゃんとハッキリさせるなら、 もしかしてこれがマノくんに会う最後かもしれない。 そう思ったら、 顔見て話しておきたいと思った。 帰ってきた途端に家を出る。 もう親も慣れてきてしまってる。 何だか悪いな…と思いつつ、 一応謝って、行ってきますと声をかけた。 それだけで、親が安心するみたいだから。 コンビニに行くとマノくんが車の横でタバコを吸って待ってた。 私を見ると、 ちょっと安心したように笑った。 マノくんが車に乗ったので、 私も助手席に座る。 もう何度この車に乗せてもらっただろう。 彼女でも無いのに。 「どこ行くか… 飯食った?」 「うん、会社の人たちとね。」 「ふうん。 俺、食っていい?」 「いいよ。」 「飲んだりしないんだ?」 「女の子ばっかでオシャレなレストランってやつ。 雑誌に載ってるとかって。 イイでしょ?」 「イイねぇ。 男に連れてってもらわないの?」 「女だけでしか盛り上がれない話があるの。」 「何だよ? 俺も混ざりて~な。」 「ダメ。男に聞かせられない話してるから。」 「何?耳が痛くなりそうな男の悪口?」 「ううん… あ!言えないや~!」 いつもの調子でお互い話す。 そうじゃないと、 もし話をやめちゃったら、 もう、する話は決まってるからだ。 マノくんもわかってる気がした。 いつもより口数が多い。 ファミレスでいつものように肉系をマノくんは食べる。 私はドリンクバーとデザート。 「太るぞ。」 「大丈夫。女は甘い物は子宮に入っちゃうから~。」 「ホントかよ!」 「嘘に決まってるじゃん。」 まるで最後のデートみたいだな。 そんなこと思った。 この楽しい時間を過ごして、 もうその先は見たく無い。 食べ終わったら、また車に乗る。 マノくんがエンジンをかけて車を温めるだけで、 出発しようとしない。 どこに行くかも聞かない。 あ、何か言われる… 「ここのケーキって、ファミレスだけど美味しいんだよね~。」 「アヤカ」 「マノくん食べたことある?」 「ちゃんと話ししよ?」 マノくんが私をジッと見て、 私が黙る。 「俺、ホントにアヤカが好きなんだよ。」 グッて心臓を掴まれたような気がした。 もう誤魔化せない気がした。 「ツカダと付き合ってるとこ見てて、 こんなふうに付き合える女がいるっていいなって、 ずっと思ってた。 お互い真剣に想い合ってるの、 見てて、正直羨ましくなった。 ツカダが別れたって聞いた時は、 もったいないことするって思った。 偶然会えた時はチャンスだと思った。」 マノくんの言葉が正直に真っ直ぐに、 私の中に入ってくる。 でも、それなら何で… 「じゃあ… じゃあ、どうしてエリと寝たりしたの?」 「それは…、この前も言っただろ? エリの気持ちが真剣だったから、それを受け入れたって。」 「だから、そんなこと言われたって、 友達とそんなことあった人と付き合えないよ。 私はそんなに大きな心持ってないの。」 「じゃあ、エリと寝てなかったら付き合えたのか?」 私は口篭る。 そして考える。 どうだっただろう…。 「付き合えない。 エリが好きだったの知ってたし。」 「やっぱそうなんだろ?同じじゃん。 じゃあ聞くけど、 オマエはエリのこと抜きで俺のことどう思ってるんだよ?」 「え…」 参った。 考えたこと無かった。 「マノくんは魅力的だと思うよ。 いっしょにいて楽しいからこうして会ってるし、 でも…」 「好きなのか嫌いなのか、ハッキリ言えよ。」 嫌いじゃない。 嫌いじゃないけど… 「エリ、エリって、エリを断る理由に使うなよ。 俺はオマエの本心が聞きたいんだから。」 私は大きく息を吸って、吐いた。 マノくんの言う通りだと思った。 「わかった。 好きだよ。マノくんのこと。 好きだけど、付き合ったりとかってできない。 これ以上の関係にはなりたくない。」 「何でだよ?」 「私の中でもマノくんは特別なの。 特別な男友達なの。 人としてすごく好きなの。 壊したくないの。 楽しい思い出のままでいたいの。」 「そうなの?」 「うん。」 「好きなのに?」 「うん…。」 マノくんはそれから何も言わなかった。 私も下を向いていた。 でも、あまりにも長く何も言わないから、 マノくんの方を見たら、 マノくんが目をこすってるのがわかった。 「そっか…。 俺、アヤカは、今までと違うと思って。 オマエなら、ホントに本気で好きになれると思った…。 俺、バカだな。 オマエの親友と寝ちゃったんだもんな…。 ムリだよな…。」 マノくんにつられて、私の目からも涙が出てきた。 私が受け入れさえすれば、 これからもマノくんと楽しく付き合えるかもしれないのに…。 バカじゃん。 バカじゃん。 私も、マノくんも。 こんな私のせいで、 泣いたりしないでよ。 マノくんはダッシュボードからティッシュを取り出して、 鼻を思い切りかんだ。 「はは。スッキリした。 いや、心のどっかで、ダメなんだろうって思ってたんだけどさ。 ほら、今までが今までだし。 ちょっと怖かったし、代えが利かない存在って。 ああ、やっぱりそうか、良かった、ってちょっと思ったよ。」 無理に笑顔を作るから、私もつられて笑顔を作る。 そんなこと言われると、 すごく悪いことしたんじゃないかって、 後悔しそうになる。 でも、わかってる。 すごくもったいないことを言ってるって、 わかってる。 怖いんだ。 自分が好きだと思った人が、自分を好きだって言ってくれたことが。 ツカちゃんの時以上に傷つくような気がして、 またあの恋の終わりを見てしまうような気がして、 怖いんだ。 「ごめんね…マノく」 いきなりマノくんが近づいてきて、 強く抱き締めたのでビックリした。 私は抱き締め返せなかった。 私はズルイ。 私は逃げる。 私は自分が一番かわいい。 もうあれ以上傷つくのはゴメンだ。 マノくんは私をずっと抱き締めていて、 私はマノくんのぬくもりを感じていて、 ジッとしていた。 マノくんは納得したように、私を離した。 「はは。サンキュー。 俺、こういうのも初めて。」 マノくんが優しく笑うので、 私も何も言えないけど、笑顔を作った。 マノくんが家のすぐ近くの道で車を止める。 私が降りる。 「アヤカ」 マノくんが窓から手を出す。 私も手を出した。 「じゃあな。」 手をギュッと握る。 平気な顔を装ってくれるので、 胸がきしんだ。 「そんな淋しそうな顔すんなよ。 俺、大丈夫だから。」 それからマノくんは思い出したように聞いた。 「アヤカ、寿司は好き?」 「え?うん、まあ… いきなり何言ってんの?」 「じゃあ、カレーは?」 「好きだよ…?」 「やった!好きって言わせた!」 嬉しそうにマノくんが笑った。 つられて私も笑う。 納得したように、手を離したマノくんは、 じゃな、って言って、 いつものようにクラクションを鳴らして角を曲がって行った。 私もいつものようにそれを見送る。 ごめんね。 ホントにごめんね。 しばらく道にずっと突っ立ってた。 もしかしたらマノくんが戻ってくるような気がして。 そんなことは無いのに。 私にだって、特別だったよ。 ちゃんと好きだったよ。 だけど… これで良かったのかな? 良かったんだ…きっと。 付き合ったら、きっと嫌になる。 嫌になって終わる。 そう思わないと、 後悔で押しつぶされちゃいそうだった。 この時は、 相手によって恋の仕方も、恋の終わりも、 違うなんて、 思ってなかったから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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