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りらっくママの日々

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2008年11月14日
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カテゴリ:二年生生活
ドモです☆

今日はあったかかったけど、

街のあちこちはクリスマスムード。

そんなワケで我が家も…

   SA410253

毎年同じ白いクリスマスツリー☆

でも、

年々汚れてきてます!


でもって、息子がこんな手紙をくれました♪

   SA410254-1

   
お母さんへ

   いつもせんたくとか りょうりとかしてくれてありがとう。

   お母さんいつもりょうり おいしいよう。

   いつもお母さ げんきでいてね。


あ~もう!

ヤバイ~!

カワイイ~!
(親バカ)

なんて素晴らしいことを~!
(かなり親バカ)


学校で書いてきてくれたようなんだけど、

一足早いクリスマスプレゼントをもらった気分でした☆

   SA410251
   
カレー鍋、初めて作ってみました~!
   



PS:今年も行ってきたよ


私はまた一つ

アナタより歳を取ったよ

歳が離れるほどに

淋しさが増えていくよ

全てが最近あったことみたいなのに

いつか忘れていくのかな

それでも

アナタはずっと

私の心の中にいる気がするよ


   SA410257

-----
「ある女の話:カリナ」

(今までの簡単だけど長いお話)

ミゾグチカリナは高校生の時に無視系のイジメにあったことから、

マツシマカエデ(マッシー)と言う女の子と親友になった。

マッシーは幼馴染で高校の教師であるスギモト先生と恋人関係だったが、

長い年月のもつれから別れた。

カリナはそんなマッシーの一途な恋に憧れながら、

大学時代に知り合った青山(アオヤン)くんと、

いろいろあって、ようやく付き合うことになった。

穏やかな付き合いが続く中、

なんだかんだでプロポーズをされる。

カリナは会社の同僚イシタニに心が微妙に動いてしまったことで、

どうしたらいいのか悩み、

遠く離れてしまったマッシーに会いにきた。

だが、

マッシーと別れたと思っていたスギモト先生が、

なぜかマッシーの部屋に訪れた。

二人はまだ付き合っていたのだった。


(以下本文)


お皿を洗いながら、
さっき、みんなでいっしょに食べた夕食のことを思う。
まるで、二人の新居に遊びに来た感覚。
ホントにそうだったら良かったのに…

そして洗い終わると、お風呂にお湯を溜めた。

二人は、このままでいいんだろうか…
私は、何となく心配な気持ちになって、ため息が出た。

運命とか、出会う順番とかって、
一体何なんだろう…
どうして大事だと思うのに、
そのままでいられないんだろう…

お風呂から出て、髪を乾かしていると、
マッシーが戻ってきた。

「おかえり~。
良かった。
今お風呂から出たとこだよ~。
早く入っちゃえば?」

「さんきゅー!
そうする~!」

マッシーがお風呂に入ってる間に、
私は布団と酒盛りの準備をした。

携帯の電源を入れて、メールのチェックをするけど、
青山くんからのメールは無かった。

水曜にケンカしたようなプロポーズをされて別れたきり、
連絡は一度も入ってこない。

あの言葉は本気なんだろうな…

やっぱり、私から連絡しなければ、
もうこのまま連絡してくる気は無いのかもしれない。
別れるつもりでいるのかもしれない…。

変な感じがした。

ほぼ毎日のように、短いやりとりがあって、
それを当たり前のように感じてた。
いつもどこか身近に感じてた。
だから、いない時も安心していられた。

プッツリ音沙汰が無くなるなんて考えられ無いし、
考えたく無い。

でも、結婚しないなら、手を離して欲しいって言ってた。
疲れてるって、言ってた。

私たちも、
離れたら、お互いの存在を確認できるんだろうか。

離れて、必要だと思った時には、
もう遅いってこと、
取り返しのつかないことがあるかもしれない。

それを運命だって、
私は受け入れられるんだろうか…


「マッシー。
先生帰っちゃったの…?」

お風呂から出てきたマッシーは、
缶ビールを冷蔵庫から出してきた。

「うん。」

「それで良かったの?」

「だって、タッチャンの家、ここじゃないし…」

「そうだけどさ…」

マッシーは髪をバサバサっと拭いて、ビールをゴクゴクと飲んだ。
そして、ウマイ!って言ってから、ドライヤーで髪を乾かした。

私は缶カクテルを飲んだ。
コレはハズレだな~とか思いながら。

「やめようと思ったんだよ…何度も…」

マッシーはビールを飲むと言った。

「顔を見ると、これが最後かもしれないって、いつも思う。
これで最後にしよう…って。
でも、離れるとやっぱり会いたくなって、
どうしようもなくなる…。
誰かと会えば、その時だけ気が紛れるけど、
心のどこかでタッチャンのこと考えてる。
サイテーだね。」

私はつまみをかじるマッシーを横目で見ながら、
マズイ缶カクテルをゴクゴク飲んだ。

「そのうち別れるよ。
ホントに別れる。
だって、こんなこと、続くワケないもん。」

マッシーはビールをもう飲んじゃったみたいだ。
またワインに切り替えた。
私ももらう。

「ヤダね~。ヤダヤダ。
愛人人生だ~。」

「やめなよ、そんなこと言うの…」

私が言った。
珍しくマッシーはヤケになってる気がした。

「だってホントのことじゃない?
惨めだよ。
会いたくてもすぐに会えない。
私のせいで、タッチャンが困ったことになったらどうしよう?って、
返事が来ないだけでビクビクしてる。
でも何で私がビクビクしなくちゃいけないの?
ホントは…
もしかしたら、私がいたかもしれないのに。
私がタッチャンの横にいたはずなのに!」

マッシーは顔を抑えた。
涙を堪えてるのがわかった。
私はそんなマッシーに耐えられなくなって、言った。

「いいじゃん!
もう、好きなら愛人だろうが何だろうが!
ホントじゃなければ、
いつか終わりが来るよ!
やれるとこまで、終わりが来るまで、
納得するまでやればいいじゃん!」

マッシーは、私の勢いに押されて驚いていていた。
そして泣きながら笑った。

「いつも…
カリナが言うようなこと考えてるよ…
そうじゃなきゃ、
時計の針を戻せないか?って…
いつも…」

私はマッシーの肩を軽く撫でた。

マッシーは、ゴメン…って言って、
涙を拭った。
こんなふうな夜にするつもりじゃなかったのにね。
ゴメンね…って。

私は首を横に振った。
私の目からも涙が出てた。

「相手が好きだと思ってなきゃ、
愛人にさえなれないよ。
結婚してるのに、それでも想われるなんて、
マッシーすごいじゃん!
すごい愛されてるじゃん。」

マッシーは軽く笑った。
私はマッシーの髪を撫でて、
バカなこと言ってるな…って、思いながらも、
ずっと肩を抱いて泣かせたままでいた。

そのうちマッシーは泣き疲れたのか眠ってしまった。

もしかすると、
初めて爆発したのかもしれない…

誰にも打ち明けられなくて…

私にさえ…

マッシーの疲れたような寝顔を見て、そう思った。

電気を消して、私も寝ることにした。
携帯を見ると、やっぱり青山くんから連絡は無い。

ため息をついた。

電気を消したら、
月の明かりが空を明るく照らしていた。


私がいたかもしれないのに

私が横にいたはずなのに


胸に突き刺さった。

青山くんにこのまま連絡をしなかったら、
私もいつか、同じことを言うかもしれない。

あれは、

数年後のもう一人の私だ。





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最終更新日  2008年11月14日 18時14分44秒
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