テーマ:野球のトリビア(237)
カテゴリ:漫画
この道を行けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ。危ぶめば、道はなし。 踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ。アリガト――ッ! ……行ってみたら、かませ犬になっていた。 さて“ウォーズマン特集”も、今回で3回目である。 それ~い! グルグル、パピンチョパペッピポ~、 ヒヤヒヤドキッチョナ~、モ~グタンッ! ※ う~む、化石モンの掛け声だ……。 これを知っているヤツ、ビールっ腹に注意するんだな。 ⇒ 黄金のマスク編 このシリーズ、恐ろしいことにウォーズマンの試合はなし。 それでも、しっかりと自分の存在感を示すあたり立派である。 最初にして最後の見せ場は、プラネットマン戦で訪れた。 プラ男「こいつらが傷つくことになるぜ!」 人面疽だと!? 一体、どんな修行をすれば、こんな奥義が身に付くんだ。 あァ、ウォーズマンが胸にいる時点で、既に嫌な予感が……。 「チャンスだ、キン肉マン!! 私の顔はプラネットマンの 心臓の上にあたる。だから、私の顔をぶち抜けば、 プラネットマンは即死だ――っ!!」 違う、お前はピンチだ――ッ! もう少し考えろ、ファイティングコンピューター! 「私一人の犠牲で皆が助かるならそれで良い。 それに、この命はバッファローマンに貰ったもの。 奴なら命をこんな風に使うはずだ!」 考えた結果がそれか――ッ! 何を根拠にそう思うのか? もっとマシな打開案があるはずだ! 待て、待つんだ、ウォーズマン。 それは……、原作者のワナだ――ッ! 「やれ~っ!! オレとお前の友情は見せかけだったのか!?」 誰か、アイツを黙らせろ――ッ! や、やめろ~、キン肉マン。 ほら、カナディアンマンなんかも素敵な場所にいるぞ。 イヤ、関節だ。関節を極めればいいん――。 「グワシャァ」 あ、あ――…、やっちまった……。 くそう、ウォーズマンは何も悪くないのに。 「よ、よくやったキン肉マン。これでプラネットマンはお仕舞だ」 そして、アンタもお仕舞だ。 こうして、戦士は2度目の永眠についたのだった。 ……と思いきや、あらぬ所から井戸がド~ン。 「たすけてくれ~、たすけてくれ~」 雰囲気ぶち壊しだあああああ! 本音の部分はそこか、バカが。でも、魅力的だ~! そんなこんなで、戦いの場はウォーズマンの体内へ。 臨死体験中にもかかわらず、酷い仕打ちは続く。 まずは、体内に巨大な異物(五重のリング)が移植され、 あとは好き勝手やられ放題。 1階……ジャンククラッシュで脊髄に損傷。 2階……体内で火災が発生。肺にも大穴が。 3階……度重なる心臓部へのダメージ。 4階……砂と音波による影響が心配される。 体外では、ネジが乱れ飛んでるし、 いつスクラップになってもおかしくない状態である。 しかし、復活したウォーズマンには、次なる使命が。 「もう我慢できん!」 我慢もそうだが、安静にするべきだ! ロビンマスクの制止も聞かず、アシュラマンの待つリングへと 上がろうとする、包帯巻き巻きかませ犬。どうでもいいが、 観客はどうやってあの異空間に入場したのだろう? ウォーズ「正義超人は逃げも隠れもせん、このオレが相手だ!」 アシュラ「ひょ~っ、べアークローのウォーズマンの相手か。 それならキン肉バスターと阿修羅バスター、 どちらが上か聞かせてもらおう」 ひょ~ってアンタ。ひょ~って。 ウォーズ「そのへらず口をきけないようにしてやる!(ダッ)」 アシュラ「(サッ)カカカ――(ドゴッ)」 ウォーズ「……!!」 アシュラ「くらえ、阿修羅バスター!(ガキッ)」 テリー&ロビン「ウォ…ウォーズマン!!」 復活した途端にそれか――ッ! やっぱりな……とは思ったが、初っ端から阿修羅バスターとは。 原作者のウォーズマンに対する愛情がわかるというものだ。 続く悪魔将軍戦では、無意味にハゲを暴露した バッファローマンが“自己犠牲”というロボ超人 ならではの見せ場をも奪っていった。 そして、彼の雑魚化は加速していく。 ⇒ 夢の超人タッグ戦 久しぶりに試合をしたと思ったら、いきなり他界した。 それも、師匠であるロビンマスクの我が儘で。 問題のヘル・ミッショネルズ戦。 「正体暴きだけであんたの仕事は充分だ。 後は、このオレにまかしといてくれ!」 まかしたら、大変なことに。 ネプチューンマンのダブルレッグ・スープレックスがど~ん。 ウォーズ「ま、まだオレは実力の全てを見せてはいないぜ」 ロビン「ウォーズマン、まだ戦えるのか?」 ウォーズ「当り前じゃないか!」 この直後、とんでもない事実が明らかになる。 ウォーズ「どこへ逃げやがったネプチューン」 ロビン「……!? ウォ、ウォーズマン、お前、さっきのショックで、 目が見えなくなったんじゃ……」 やめてくれ~。 何としても殺す気なのか、ゆでたまご! まだ実力の全てを見せてないぞ。やめるんだ――ッ! ロビン「いか~ん! ウォーズマン、逃げろ~っ!」 無理だ――ッ! とかツッコミを入れている間に、クロスボンバーが――ッ! ロビンは何をしている。カットに入れ――ッ! ちゅど~ん。 ウォーズ「……だ、誰かオレの顔を見て、笑ってやしないか?」 ロビン「誰も笑ってやしないよ!」 ウォーズ「よ、良かった(ガクッ)」 ロビン「この私が笑わせるものか……!」 うぎゃあああああ、無駄にカッコE――ッ! 思えば、ウォーズマンがネプチューンマンに与えたダメージは、 「タッグフォーメーションA」によるかすり傷のみ。 この技、タワーブリッジの態勢からポイッて……。 味方に対するダメージの方が大きいだろう、明らかに。 このシリーズ、あとはお約束の心霊現象タイムのみ。 圧巻だったのは、準決勝第2試合での一幕である。 天井に張り付いたウォーズマンのマスクがパカリ。 なんと、モンゴルマンの危機を救うため、 口の中からベアークローが降ってきたのだ。 お前のマスクは、ドラちゃんのポッケなんか? さらに決勝でも、キン肉マンをマグネットパワーから守るため、 幽霊となって参上している。 「ウウ……、見せてやりたいのさ。あの完璧超人どもに、 地球のパワーなんかよりもっとでっかい友情パワーというものが あることを……。グワア――ッ」 見せ場はいっつもやられるところ。 死んでからも、その原則を守っているところが偉い。 あァ、ウォーズマン。無駄死にしたままシリーズ終了。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|