テーマ:テニス(3333)
カテゴリ:漫画
Jリーグが開幕した頃――、
今から15年も前のことである。 当時の自分は、まだサッカー経験値が低く、 漠然とこんな勘違いをしていた。 それは……。 「シュートって思いっきり蹴らないと、 入らないんでしょう?」 あの頃に帰ってツッコみたい。 あんた、バカァァァァァァァァァァ!? これは完全に『キャプテン翼』の影響である。 特に、ワールドJr.ユース決勝とか。 ミューラーくんに翼くん&日向くんの ドライブタイガーツインシュートを 止められた時は絶望的な気分になったものだ。 そもそも、ツインシュート自体に 無理があることさえもノーケア。 本当にバカ。でも、愛してる(?) どうしてこんな耳まで赤くなるような 過去を書いたのかというと、 今、テニス界でも同じ現象が 起きているのでは、と思ったからだ。 錦織圭。 先月、日本人では松岡修造以来16年ぶりの 世界ツアー優勝を遂げた、あの錦織。 18歳1ヵ月でのツアー勝利は、 1998年にレイトン・ヒューイットが優勝した 16歳10ヵ月に次ぐ史上2番目の快挙というから、 数年後は4大大会優勝を狙えるところまで 成長しているかもしれない。 プレースタイルは、相手の裏をかく技巧派。 体勢を崩したはずなのに、 タイミングを狂わせたはずなのに、 想定外のショットを打ってくる。 天性のボディ&ラケットコントロール。 それと、駆け引きの巧さ。 それは、おそらく玄人になればなるほど 唸るような凄さだろう。実は錦織、 身体能力はそんなに高くないそうだ。 その彼の試合、少年たちはどう感じたのか? 何と言っても『テニスの王子様』を読んで 育った世代である。 ボールが跳ねない、有り得ない変化をする、 どんなに返球してもネットになる、 相手のラケットを弾き飛ばすなんて序の口。 コートに竜巻を発生させたり、分身したり、 相手をスタンド最上段まで吹っ飛ばしたり、 睨みつけると相手がイップスになったり、 観客が確認できるほどのオーラを出したり、 ボールを意図的に真っ二つにしたり……。 もう、とにかくファンタジー。 そんな世界に慣れてしまった人々が このところ比較的マイナーだった プロテニスを見たらどうなる。 なんか、勘違いしそうだろがァァァァァ! と、まァ、そんな風に思った今日この頃。 因みに、実際の試合でとんでもないことが 起きないわけではない。 何年か前の全仏オープン、 世界最速249km/hのサーブでお馴染み、 アンディ・ロディックは、 サーブを地面にめり込ませた。 あれァ、凄かった。無敵。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
テニスでセオリーの裏をかいてとるポイントは気持ちいいゾ。
マッチポイントでアンダーサーブ打っちゃうマイケルチャンとか素敵だと思う。 同様の勘違いで「ピッチャーって球が速くないとダメなんでしょ?」と言われたらこう答えるんだ。 「まあ座れ。”星野伸之”で検索してごらん」と。 (2008.03.03 22:13:03)
キジーさん
「まあ、座れ」に受けてしまった。 しかし、野球の場合、どちらかというと魔球がないと ダメとか思われそうだよね。星飛雄馬の影響で。 ストレート1本で勝ったのなんて、 上杉達也くらいのものじゃないか? 最近、オレの読む野球漫画はクロカンとか ラストイニングとか監督目線ばっかりだ。 (2008.03.04 06:46:37) |
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