テーマ:NBA(1445)
カテゴリ:籠球
「結婚を前提にお付き合いさせてもらっています。
嬉しいことに子どもを授かりました。 暖かく見守って下さい」 先日、ダルビッシュがお立ち台で結婚宣言をした。 あァ、新庄の引退宣言もお立ち台だったなァ。 なんて思いつつ、新聞をまとめ読みしていたら……。 NBAの姚明(ヤオ・ミン)、結婚の記事。 驚いた。……何がって、2人の身長に。 姚明はご存知、ヒューストン・ロケッツのセンター。 最近はジャッキー・チェンとCMで共演し、 年収2億ドル(約250億円)とも囁かれる男である。 その身長は226cm。大男の中でもデカイ。 そして、お相手の葉莉(イエ・リー)さん。 元中国代表のバスケットボール選手で、 こちらも長身で190cm。 世紀のビッグカップル。どんだけェェェエェ? こうなると、どうしても興味が湧いてくる。 「果たして、どんなベイビーが生まれるのか?」 ある意味、テニスのアガシ&グラフ夫妻に匹敵、 否、それ以上の期待感である。 というのも、実は彼自身、特別な出生の持ち主なのだ。 産まれた時の体重が、なんと5000g! この時点で只者ではない。そこには、理由があった。 208cmの父、188cmの母。 彼の両親もまた、中国代表で活躍した バスケットボールの選手だったのだ。 驚くべきことに、この2人は、 半強制的に結婚させられたのだという。 全ては世界に通じる選手を育てるため――。 中国におけるスポーツは、 1970年代後半の改革・開放路線以降、 国威発揚が前面に押し出されるようになった。 国家は選手を育て、成果を還元させる。 そう、姚明の誕生は中国が試みた“実験”であり、 “国家的プロジェクト”だったのだ。 そのプロジェクトは『姚明計画』と名付けられた。 ……イヤ、そのまんまだけど。 姚明の成長は、医学者らによって逐一モニターされた。 記録によると、10歳で既に身長180cmを 突破していたという。 9歳でバスケを始め、13歳で上海の全寮制体育学校へ。 中国の体育学校とは、エリート養成施設だ。 地域ごとにスカウトが派遣され、公園で遊んでいる姿、 骨格や筋肉の付き方を見て有望な子供を集める。 そして、入学した子供は、適切と思われる種目に 振り分けられ、英才教育を施されるのだ。 そんな中でも、姚明は突出していた。 べジータばりに。 その後、姚明は順調に成長し、世界へと羽ばたいていく。 2002年、彼はアジア人として初めて NBAのドラフトで全体1位指名を受けた。 以降、リーグを代表するセンターとして 不動の地位を築いている。 中国の『計画』は確実に実を結んだのだった。 その姚明のジュニア。 一人っ子政策、いわば一子相伝の中国において、 その育成には全てが注がれるだろう。 どこまで大物になるのか、想像もつかない。 今から、とても楽しみだ。 ……まァ、まだ出産の予定はないそうなんだが。 Please crick here !! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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