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2016.02.14
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カテゴリ:映画(よ)

今回の一言
「善き人」かどうかは甚だ疑問。

2008 イギリス、ドイツ
ドラマ

監督
ヴィンセンテ・アモリン
Cast
ヴィゴ・モーテンセン
ジェイソン・アイザックス
ジョディ・ウィッテカー
スティーヴン・マッキントッシュ
マーク・ストロング

ストーリー
1937年、ベルリン。
大学教授であり小説家でもあるジョン・ハルダー博士は、ある日突然、総統官邸に呼ばれた。
ナチスが台頭して来たこの時代に、なぜ自分が総統官邸などに呼ばれるのか疑問だったジョンは、そこで自分がかつて書いたフィクション小説の内容が理由だった事を説明される。
小説は愛するがゆえに不治の病に苦しむ妻を殺した男の話だった。
それに関心を寄せた総統は、ジョンに論文を書いて欲しいと言ってきた。
論文の内容は小説同様、人道的な理由から恩寵の死を認めるというものだった。
その論文があれば、恩寵の死は人道に反していないと国民に示す事が出来る。
ジョンはこれによってナチスに入党せざるを得なくなったが、一方で昔からの友人モーリスとは友人関係を続けていた。
モーリスはユダヤ人だった...。





感想
「善き人」かどうか甚だ疑問な作品です。
「善き人」と題名が付いちゃってる時点で「ホロコーストの中でどんな善き行いをするのだろう?」とか「ユダヤ人守っちゃうのか?」とかそーゆー「善き人像」を想像をするわけです。
で、蓋を開けてみたら「どの辺りが善き人?」ってなって異常にガッカリ。笑

そもそもいくらナチスドイツの中だからって全員が全員アンチユダヤなわけないですよね?
戦争だもの、仕方なく的な人も大勢居ただろうし、それこそユダヤ人の友人を国外へ逃がした人だって居たかもしれません。
その辺の倫理観がぶっ壊れてなかったから「善き人」ならそんな人間は5万と居るよ!とツッコミたくなりますね。
そんなわけでポンコツ邦題です。

映画自体は良くも悪くも人間らしい作品だったなと思います。
そこそこ面白いです。

ジョンは決して悪人ではないし、彼の不遇さを観ていると共感出来る部分もあります。
あんなダメ嫁要らないし。笑
そりゃ不倫もしちゃうよねー。笑

でも気に入らないのは「彼女は悪くない、僕が悪い」という部分ですね。
なにそれ?怒
確かに不倫して、勝手に家出てったあんたが悪いよ。
でもそれで自分が悪いって言いながら自分は幸せに暮らして、突然出て行かれた嫁は参っちゃってるわけですよね。
そんで嫁を責める事もしない。
自分が悲劇のヒロインぶりたいだけじゃん!
もしくはそれこそ「善き人」になりたいだけじゃん!
普通なら家事も介護もせずに好きな事だけやってる嫁を責めるはずです。

それから「妄想」という言葉が印象的ですが、ジョンの場合は「音楽」らしく、つまりは作中でジョンの耳にだけ聞こえる音楽が流れた時、彼は「妄想」をしている様です。
その妄想が何ともご都合主義なんですよ。
まぁ妄想だから当たり前ですけど。笑
レッツポジティブシンキング!!笑

教え子アンとのムフフなあんな事やそんな事。
映画の大ヒットでムフフな生活。
ユダヤ人が連行されるシーンでモーリスだけは助かったであろうムフフな国外脱出。笑

現在逃避しちゃう弱さもあるからこその人間らしさでもあるわけですが。
結局のところ現実逃避好きの妄想野郎で、ただの偽善者で、おめでた野郎です。

この作品はそんなジョンという人物が自分の愚かさや浅はかさに気付くという内容だと考えています。
原題の「GOOD」は、肯定的な意味で曖昧に相槌を打つ言葉という意味で使われています。
彼の人物像はそーゆー人なんですよね。
日本人的というか、つまりハッキリNOとは言わない人というか。
その場その場適当に適切に良い人ぶって振舞ってれば、物事が上手い事行くと思ってるのかもしれません。

だからこそ面白かったのは「鏡を見て」のシーンです。
そう、あなたは周りに流されるだけで軍服を着せられたお人形さんなんですよという表現だと考えています。

それから友人夫婦が不妊症の話をしたシーンも面白かったです。
もしかしてジョンは頼まれてたかも。
ハッキリNOとは言わない人だし、彼なら「それが彼等の為なんだ」とか自分に都合良く考えそうですもの。笑
そーゆー事を匂わせるシーンだと思います。

なのでラストシーンの「現実か」も面白かったです。
この「音楽」はつまりジョンがやって来た事の結末が目の当たりにしている世界で「妄想」ではないという事を、ジョンの顔面にベシッと叩きつけたシーンなわけですね。
心境的にはこの馬鹿野郎がっ!とパンチでもかましてくれた方がスッキリするんですけど。

そう考え始めるとモーリスってなんだかすっごく可哀想。泣
ジョンがあんなにもお気楽おめでた野郎だったなんて。泣

論文のせいで障害者達が大変な事になる可能性もチラホラで、なんて酷い事に...。
医者のトゲトゲしい目付きを見て、もっと刺してやれとか思ったり。笑

ヴィゴ・モーテンセンはなかなか素晴らしい演技でした。
でも「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンはめっちゃカッコ良かったのに~、本人しわっしわのおじさんじゃん!
10年で老けすぎ~!笑
もしくは「ロード・オブ・ザ・リング」の特殊メイク技術って怖いっ!笑

個人的には「偽善者」とか邦題付けたいです。
その方がシュールで笑えるし。笑
真面目に考えるなら「正しき道」とか、どう?
「ある男の軌跡」とか、どう?笑

my評価6点(10点満点中)





概要
原作はイギリス人劇作家C・P・テイラーの舞台劇「GOOD」。
2004年には日本でも舞台化されており、西村雅彦主演で上演された。
今作はナチスに関する作品であるものの、当時の一般市民である一人の男、ジョン・ハルダーに視点を当てた珍しい作品である。
原作はC・P・テイラーの代表作であり遺作でもありイギリス国内では大ヒットしたが、今作は残念ながら評判が悪く、興行収入も全世界で約150万ドルと大ゴケした。


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Last updated  2016.02.14 13:21:06
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