カテゴリ:社会と哲学
今日こそ反騰、と読みました本日の東京市場、つまらぬ期待をしてはいけません。信用不安に始まる海外安が、円高まで加わって、もろに東京市場を直撃しました。結局、本日の日経平均は一日を通してずるずると下げ、終値は16,870.98の-377.91(-2.19%)。惨憺たる有様となりました。
私のポートフォリオ銘柄では、トヨタ、プラスに寄り付きましたことから、もしや、と期待させたのですが、その後は日経平均と同様、ずるずると下げ、終値7,100の-100(-1.39%)と、3桁の下げとなりました。まあ、そうは申しましても、日経平均ほどは下げないところはさすがのトヨタ。週末に控えております決算を期待する向きも多いのではないかと思います。 もう一つのポートフォリオの主役、トムスエンタテインメントは終値400の変らず。動かぬトムスにいらつくホルダーも多いのですが、本日のような地合での動かずは立派なものです。 動かないトムスを一部処分して、他の下げた銘柄に資金をシフトする作戦、本日決行いたしました。トムスを1/4だけ処分して、トヨタに乗り換えたのは良いのですが、その後もトヨタはじりじりと下げております。まあ、トヨタ、このあたりが底ではないか、とみておりますが、、、 その他のポートフォリオ銘柄、マーベラス・エンタテイメントは終値39,500の-450(-1.13%)。昨日の上げ幅をきっちり下げております。保ち合いとはいえ、几帳面すぎますね。 為替は円が急騰。現在のドル円は117.97、ドルユーロは0.7320、これから計算されますユーロ円は161.16となっております。 本日、赤城農相が辞任しております。安倍氏主導による更迭なのか、自主的な辞任なのか良くわかりませんが、遅きに失した辞任、最後まで間が抜けております。 それにしても、赤城氏、顔に絆創膏が非難されているのですが、これはどうでしょうか。確かに公式の場でこれはなかろう、という気もするのですが、牛のうんこを踏んづけるシーンが何度もCMで流されました映画の舞台となりましたあたりを地元としております田舎代議士に、そのようなマナーを要求するのは、最初から無理、であったのかも知れません。 とはいえ、日本の大部分は下妻も真っ青の田舎です。この程度のことであれば農相にはむしろ適任であった、なんて気すらいたします。そんなことよりもむしろ、事務所経費の不透明さは、都会であろうと田舎であろうと、政治家としては致命的。こちらを責めるのが本筋というものでしょうね。 顔の絆創膏には、積極的な意味もあります。人は誰しも無能の地位に昇進する、という法則を主張いたします「ピーターの法則」では、自らの無能をアピールするのが顔の絆創膏、とか。これは、これ以上昇進させないでくれ、というサインとして紹介されているのですね。まあ、赤城氏の本意がどのあたりにあったのか、私には判りかねますが、あれ以上昇進するリスクは、現実的にはゼロに近かったように、私には思われます。 いずれにしても、赤城氏、首を吊ったりしなかったことは、やれやれ、一安心、ではあります。実のところ、私は本気でそのような事態を心配していたのですね。いくら池に落ちた犬だからといって、よってたかって石を投げて良いものでもありますまい。マスコミの悪い癖が、今回の事件でも現れた、との印象を私は受けた次第です。 さて、本日の相場で注目すべき点は、メガバンクが大きく下げていること。理由の一つはみずほの予想外の悪い決算でしたが、海外のサブプライム破綻懸念が日本の金融銘柄にもマイナスイメージとなっているのではないかと思われます。 しかし、日本の、少なくともメガバンクは、関連子会社が消費者金融のグレイゾーン金利返還訴訟で大いに損失を出したといたしましても、これは終焉の方向。米国のサブプライムローンにまでは、さほど深く関わってはいないのではないでしょうか。 ここは、メガバンク、買いのチャンスかも知れません。次の一手は、キャッシュ同然に動かないトムスから、些少ではありますが、メガバンクへの乗換えを試みるのも面白いかも知れませんね。 ただ、本日のトムスの動きを見ておりますと、地合に逆行するかのごとき、強めの展開となっておりまして、ひょっとすると何かがあるかもしれない、という疑いも捨て切れません。トムスで一番怖いのは、急落することよりも、急騰すること。だからなかなか売れない、資金が固定されてしまう、という問題があるのですね。 個人的には、分不相応にトムスを買い込んでおります。ここは一旦、半分程度まで外すのもありか、などと考えている次第。ま、明日の動きを見て、どうするか判断することといたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 1, 2007 07:57:30 PM
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