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カテゴリ:帰ってきたウルトラマン
3日の「帰ってきたウルトラマン」は、
毒ガス怪獣モグネズン登場。 この話、あの伝説の脚本家・金城哲夫氏の ウルトラシリーズ最後の作品。 旧日本軍の化学(毒ガス)兵器を呑み込んでしもうた 怪獣・モグネズンが出現し、 戦争で化学兵器が使用されたらっちゅう、 恐怖と惨状を描く。 ゴジラが「核兵器」の恐怖なら、 モグネズンは「化学兵器」の恐怖なんじゃ。 考えてみれば化学兵器に汚染された、 この怪獣も「被害者」っちゅうこっちゃ。 毒ガスなんか吐けんかったら、 ただのおとなしい(?)怪獣やったはず。 ハリネズミとモグラやからのう。 近年、各地で旧日本軍の化学兵器が 原因の事件が話題となっとったりしとるが、 奇しくも金城氏の「予言」しとったことが、 現実となってしもうたと感じとるのは、 わしら、ウルトラ世代だけではなかろう。 戦後の沖縄の米軍支配。 「本土との架け橋となる」と上京し、 失望と共に沖縄に帰っていった金城氏が、 たった一度だけ「帰って」きて、 わしらに残したこのメッセージを通して、 戦争をどう受け止め、どう感じ、 次の世代に受け継いでいくべきなんやろか。 金城氏が訴えたかったことはなんやったんやろか。 そげんこつば考えさせられる作品じゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月19日 16時23分22秒
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