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テーマ:サッカーあれこれ(20119)
カテゴリ:アフリカンサッカー
先週はカメルーン出張のため、ブログ更新は一週間お休み。カメルーンの首都ヤウンデはダカールに比べて、道路インフラなどは比べものにならないほど整備されていますが、インターネット環境はかなり見劣りがしました。インターネットカフェもあるにはあるもののダイヤルアップで嫌になりました。
さて、3、4日はCANの準々決勝が行われ、4強が決定しました。3日は残念ながら飛行機の中にいたため、テレビの生中継を見ることは出来ませんでしたが、開催国のエジプトがRDC(コンゴ民主共和国、旧ザイール)を4-1で一蹴、また予選を2敗しながら首の皮一枚で勝ち残ったセネガルが、対照的に3連勝で予選を勝ち上がり勢いに乗るギニアを3-2で下し、7日の準決勝で対戦することになりました。 エジプトはホームデシジョンを最大限生かし、ここまで安定した戦いを見せています。対するセネガルは2002年の日韓W杯のメンバーの大半が残り、世代交代の遅れが指摘されているところですが、底力と悪運の強さで残った印象です。準決勝のエジプト有利は動かないところですが、セネガルがしぶとさを見せれば面白い対戦になるかもしれません。 そして、4日。第1戦は若いナイジェリアと前回優勝国のチュニジアが対戦。チュニジアが終始押し気味に試合を進めましたが、PK戦の末、ナイジェリアが勝ち残りました。そして、注目のカメルーンーコートジボワール戦がGMT17時にキックオフ。 7対3のボールの支配率でカメルーンが中盤を抑えますが、コートジボワールのディフェンスが固く、なかなかゴールを割ることができない。バルセロナで活躍するFWサミュエル・エトーも思うように動くことができない。コートジボワールはカウンターで一発を狙いますが、いいチャンスが作れない。じりじりする中、0-0のまま前後半90分が終了します。延長に入って直後の2分波状攻撃からコートジボワールが先制。これで決まりかと喜んだのもつかの間、さらにその2分後、カメルーンが追いつく嫌な展開に。W杯の予選でカメルーンに2連敗した記憶が甦ります。 延長の30分を終えて1-1のままPK戦へ。戦前にコートジボワールのキャプテンでチェルシーで活躍するFWドログパが予想していた通りになりました。 固唾をのみながらPK戦を追います。キーパーの動きが大きすぎるためか、鈍いためか、誰もミスをしない。結局、11人、双方あわせて22人全員がゴールを決めて、2順目に。最初のサミュエル・エトーのキックがゴールバーを高く越えた時点で勝負あり。コートジボワールはドログバが落ち着いて決めて、強豪カメルーンを下しました。エレファン、勝った! 劣勢にありながら、チームを鼓舞し続けたドログバのキャンプテンシーには見事なものがありました。次のナイジェリア戦はナイジェリアが将来をにらんで若手中心でチームを編成していることもあり、コートジボワールが有利と見ます。 決勝はエジプトーコートジボワールの公算が高くなってきました。本大会の予選では3-1でエジプトが圧勝していますが、勢いに乗ってきたコートジボワールが92年以来の優勝を果たすことを期待したいと思います。 ちなみに10月に組み合わせが決まった時点での僕の予想はこちら。 何はともあれ、10日の決勝まで楽しみが続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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