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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:韓国語または韓国
北朝鮮との国境から離れて、詩人尹東柱の生家に向かう。尹東柱については昨年のブログで書いたことがある。韓国の国民的詩人だ。生家は三合鎮からほどない智新鎮(当時は明東村)にあった。尹東柱の曽祖父が今の北朝鮮から延辺朝鮮族自治州に移住したということだ。逆算すると1700年代か。今回訪問してよくわかったが、この自治州は土地が豊かだ。車で走るとトウモロコシや小麦の大規模な青々とした畑が続く。 祖父は小地主であり、地域のキリスト教信者の長老を務めていた。父は尹東柱が生まれた時は地元の学校の先生だった。生家は村人達によってきれいに保存されていたが、地元の名士の息子だったということだ。 そこから龍井市に向かう。龍井市は日本の統治時代、この地域(間島)の中心地であり総領事館が置かれていた町だ。今でも当時の総領事館は市役所として使われている。堅牢な建物だ。植民地時代の日本の建築技術の高さを知ることができる。 続いて尹東柱が学んだ大成中学校を訪ねる。詩碑があり、韓国人観光客を乗せた大型観光バスが何台も止まっている。この中学校は近隣の学校と統合し、龍井一中として今でも使われている。学校には観光バスが似合わないが。 詩碑に刻まれているのは「序詩」以前紹介した有名な詩。それにしても韓国人は詩が好きだ。日本では日本人詩人をあげよと言われてもさっと出てこない。ところが、韓国の詩人は幸せだ。韓国の書店に行くと詩のコーナーが非常に大きいのに驚く。何が違うのだろうか。
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Last updated
2010.08.09 07:41:42
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