日本画家・絵師　高橋天山のブログ

コチラは、あまり聴き慣れない、葉月物語絵巻

　絵巻と言っても、部分しか残っておらず、断簡を額装に仕立て直して、保存されています。

　出来たて、のころは、キラ引きの料紙の美しさにウナルほど？！　であったろうと思われますが、今では絵の具の退色、剥落で・・・残念な感じ・・・・

　しかし、仔細に見ると、生半可な作柄ではなく、紛れも無い超一流の絵師の手になることは間違いなく、出来上がったときの色彩美を想像すると、ウットリ・・・・





















　どうですか？　
　想像出来ます？？　想像しないまでも美しい気品を感じると思います。

　細部の調度品など、描きこんであるのがお分かりでしょうか？

　鎌倉時代ではないか？と考えられています。