日本を今一度、洗濯いたし申し候

　誰（中国の人民以外）がどう見ても中国にしか非のない、今回の尖閣諸島の追突事故とその後の中国の対応。しかし、今回の船長釈放で日本は負け、今度中国からの謝罪要求に屈するならば、日本は構成の歴史で汚名を背負わなければならない。絶対に謝罪はしてはいけない。もし、この重圧に耐えられないのならば、菅直人と仙石由人は腹を切って国民に詫びよ！ならば、この両名にも寸分の正義が残っていたのだと国民は理解してくれよう。しかし保身の為に、謝罪を行った場合、御身の安全の保証は覚束ないでしょう。

　ところで、今回の事件を踏まえて、先の日中戦争についておかしいと思いませんか。結局、盧溝橋事件で中国共産党から挑発され、日本は通州事件で中国人に虐殺され、それでやむなく戦争に至ったのです。それが、最終的に日米戦争に発展し、日本は負けた。確実に日本に理のある戦争であったにも関わらず、日本が負けたのです。その結果が、旧日本軍の汚名です。多くの同胞の命が奪われた挙句に、我々はこの半世紀以上悪者のそしりを受けてきたのです。悔しいとは思いませんか。何故中国に媚びるのか。我々日本人にはもはや誇りもなく、ただ物乞いのように金銭を乞うて生きて行く道を選ぶのか。それは生き恥である。それに、恥辱に耐えてでも生きていければまだ幸いです。このまま、負け続ければチベットやウィグルのように、何かにつけて政治的弾圧や虐殺を受け、我々は中国人の下で家畜同然に扱われていくことは間違いないでしょう。今のウィグルの現状をご存知か。ウィグル人が正当なデモを起こしただけで、戦車でひき殺され、一方漢人がウィグル人を襲っても何のお咎めもないそうです。日本が中国に乗っ取られれば、まさにそう言う状態になるでしょう。絶対にそんな日が来ないと信じる人達よ、何故来ないのか説明して頂きたい。1ヶ月前まで、この尖閣の問題などここまで深刻になるとは誰も思っていなかったでしょう。

もう一つ言いたいことがあります。私の勤めている会社も含めてですが、今「グローバルな競争」を強いられている日本企業は何かと中国に資源や労働力を依存し、コスト削減を測っているでしょう。もうそんな馬鹿なことはやめましょう。よく製品設計をする際にDRをして、どんなことが起きても大丈夫なように設計をしますが、そのDRに有事の際の対策がまるで抜けています。今回の尖閣問題も有事の一歩手前です。例えば、太陽電池メーカーは中国から心臓部の太陽電池セルを買って増産を試みています。メーカーによっては、依存度を高め、その内中国から買ったほうが自分で作るより安いと言って、自社生産を止めるところも出るかも知れません。そんな時、今回のレアアースの禁輸のように禁輸されれば、どうなりますか。我々はひとたまりもありません。そう言うことを考えている、大手企業の責任者はどれくらいいますか。政治と仕事を切り分けて考え、仕事術をただただ駆使するだけの人達が「グロバール企業」には多いのではと思いますが、これはおかしいでしょう。少々コスト高でも、自分達の物は自分達で作らなければならない。安易なコスト削減で、輸入依存度を高めることは自殺行為です。