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競争だ、競争だ。競争せざる物は悪だ!と昨今の世の中、何でもかんでも競争しないといけないと言う論調が目立ちますね。また、競争は世の中の技術力を高めて、世の中の為に良いとも信じてやまない人多くありませんか。私も自由競争を100%否定しませんが、それほど死守すべき崇高な思想だとも思っていません。むしろ、完全な自由競争はありえず、また追い求めるべき物でもないと思っています。意味のわからないTPPに参加する意義はまるで理解が出来ません。 そもそも、我々は競争しなければ皆怠慢になって、物作りが悪くなると言う人が居ます。日本の農家は手抜きですか?私は、日本の農家ほど手間隙かけて良い農産物を作っている人達は世界に居ないと思います。また、値段も一般人が普通に買えるものばかりであり、価格がこれ以上安くなる必要も全くない。米が買えずに困っている人達って、どれだけ多いんですか。私の経験では、自由競争を尊ぶアメリカの方こそ食料に困る乞食が溢れかえっていると思いますが、如何でしょうか。また、日本国内では生活保護20万円貰って「生活が苦しい」と訴える贅沢者が氾濫しているんです。どうして、これ以上価格が安くなる必要があるんですか。そりゃ、安いのに越したことはないですが、食料自給率を犠牲にしてまでどうして安い輸入食品を買わないといけないんですか。いざ有事になった場合どうするんですか。人間の生命線である食料をどうして他国に頼らないといけないんですか。
更に言うと、今の日本は確か先進国で最も食料自給率が低いですよね。これは、日本の食品市場が開放されている証でしょう。自由競争下で自給率が低いのは日本側の努力が足りないからと言いたがる人も居るでしょう。本当にそうですか。例えば、今中国にシェアを奪われてしまった太陽電池業界ですが、これは日本側の努力が足りなかった結果ですか。違います。中国メーカーなどは、中国政府から兆円規模のお金を政府から貰い競争しているんですよ。そもそも、安い人件費を使って競争すること自体、どこが自由競争なんですか。その時点で、おかしいでしょう。だから、日本はこれ以上市場開放する必要は全くない。
更にもっと言うと、これ以上食料自給率を下げ、戦争になったらどうしますか。食料の供給が止まりますよ。例え戦争まで行かなくても、今回のレアアース禁輸のように中国が食料輸出止めをちらつかせて不当な脅しをかけてきたらどうしますか。ならば中国以外からも買えばよいと言う人は居るでしょうが、世界中が日本に禁輸をしたらどうしますか。そしたらそんなことはありえないという人が居るでしょう。じゃあどうして第二次世界大戦が起きたのか、その背景を説明して貰いたいものです。TPPには断固反対です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月14日 21時25分20秒
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