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日本を今一度、洗濯いたし申し候

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2010年12月19日
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 年の瀬です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は職場の忘年会の幹事が当たったため、余分に忙しく感じています。しかし、もう明日で12月も20日。忙しさの中で、年末が来たと言う実感が薄かったのですが、流石に今は年末と言う感じがしてきました。本日漸く年賀状の作成に取り掛かりました。今度の年賀状から、新年の短歌を詠むことにしました。下手の横好きですが、私は日本人の短歌の文化が好きです。死ぬ時でさえも、その心情を歌に託すほど、日本人はいにしえより歌が好きでした。何故私が、下手ながらも歌を読もうと思ったか、それは、日本の伝統を少しでも学びそれを踏襲したいからです。今の日本が再びかつての栄光を取り戻すために必要なのは変革ではありません。先人の知恵に学び、それを踏襲し、そこに自分の工夫を加えていくことです。将に温故知新です。

 話は飛びますが、皆さんはお正月にお節料理やお雑煮を食べますか。食べないと答える方もそこそこ多いでしょう。また、食べると答えられる方で、自分または自分の奥さんがおせち料理やお雑煮を作って食べる方はどれほど居られますか。ほぼ皆無ではないでしょうか。30歳、40歳になっても、未だに自分の親に作ってもらっている奥さん達、多いのではないですか。子供の前で親に甘える姿を見せるのは、大人の恥だと思います。今からでも遅くはありません。せめてお雑煮だけでもしっかり作って子供達に振舞ってあげてもらいたい物です。

 私は毎年、年末年始が来ると、日本の伝統が崩れていることを肌で感じ、ため息が出てきます。私の近所が異常なんでしょうか。昨今はクリスマスの装飾が増えて、サンタさんが家に入ろうとする飾り付けなど、凝った装飾が増えています。一方で正月が来ると国旗、門松は言うに及ばず、注連縄すら飾らないご家庭があまりにも多く、まるで平日であるかのような雰囲気です。年賀状を見ても、例年「賀正」「明けましておめでとうございます」「謹賀新年」などの文言を書かずに「Happy New Year」と書く人が何と多いことか。どうして、日本人は何かにつけて日本的な物を排除しようとするのでしょうか。世界広しと言えども、ここまで自国の文化を粗末にする国民は日本人しか居ないでしょう。それだけならまだしも、日本文化から離れられると言うことが知的だと無条件に考えている人達が何とも多く、浅ましく感じます。そんな浮いた状態だから、領土一つ守れないのです。どうか、先人の大切にしてきた伝統を私達の代で絶やさない様、心を入れ替えて下さい。

 10年ほど前、カナダに1ヶ月半の一人旅をしました(留学前の視察を兼ねて)。その帰りの飛行機で、あるカナダ人の中年女性と相席になりました。その方は日本が大好きで、何度も訪れているそうでした。その女性に一言言われた印象深い言葉があります。日本語にはカタカナ言葉が多いが、どうして外国語ばかり使いたがるのかと。我々日本人は、日常で極力英語を沢山使うことで国際的になっていると思いがちですが、実はそれを見ている外国ではその姿勢を冷やかに見ていることを知って下さい。

 また別の話ですが、似た話がありました。以前勤め先の外国法人の方が日本に来て、観光案内をしたことがありました。清水寺に案内しましたが、同行した海外営業の社員が外国人達に清水などのことについて聞かれると、満面の笑顔でこういいました。"I do not know anything about Japanese culture"。自分は日本人離れをした、将に外人の様な日本人で国際的だと言いたかったのでしょうか。この答えを受けた外国人も苦笑をしていました。

 クリスマスを祝いたければ、祝っても良いでしょう。しかし、それ以上に正月は祝って下さい。我々にはクリスマスを祝う所以は全くありませんが、正月はあるのです。そこのところをしっかり認識してもらいたいものです。






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Last updated  2010年12月19日 22時09分20秒



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