272070 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

日本を今一度、洗濯いたし申し候

日本を今一度、洗濯いたし申し候

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

hitokijin

hitokijin

Category

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2011年04月18日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

先日用事があって、自衛隊の守山駐屯地(名古屋)にお邪魔しました。実は自分の記憶する範囲で、自衛隊の施設に入ったのはこれが産まれて初めてでした。私は自衛隊を支持する立場であり、自衛隊の方々にいい人達が多いと思ってはいました。しかし、それでも軍事を預かる集団です。基地の中はさぞかしぴりぴりしていて、一触即発の雰囲気なのかと思っていましたが、全然違いました。非常にゆったりとしていました。中央の建屋にはリラクゼーションコーナーと呼ばれる、自衛官の休憩所があり、漫画と雑誌がありました。くつろげるソファーの他にマッサージ椅子もありました。2階にはミニストップや食堂もあり、馴染み深い光景でした。自衛官同士も、礼儀正しいけども気さくで和気藹々としていました。恐らく多くの方があの光景を見ると驚かれると思います。普段厳しい訓練を耐えている分、それ以外のところでは、和やかになるように考えられているのかも知れません。自衛隊のことを知っているつもりで、全く知らなかったと思いました。田母神前航空幕僚長が非常に人を笑わすのが好きでしたが、今思えばあれは自衛隊全体の雰囲気を代表してたんですね。本当に、私の職場の方がはるかに殺風景で、人間味が欠けています。私の職場では上から命令されたことだけを淡々とこなす風潮が蔓延しており、ある特定の人物の機転やユーモアがにじみ出る掲示物などは皆無です。職場に漫画やマッサージ椅子なんて、100年経っても設置されないでしょう。でも、そんな私の職場も創業者は「心で経営をする」と謳われていて、厳しくとも人情が深かったと年配の社員から聞かされます。激しい叱責の後は必ず励ましもあったそうです。また、野外でコンパをした際に急に雨が降った際も、社員を気遣って即建屋に誘導したと聞きます。厳しくとも、それを補う人情があったようです。その創業者の意志を継いだような顔をして、何一つ継げていないのが我が社の痛いところだと思います。

 自衛隊は、今回の震災の様に一旦有事が起これば、命を懸けて国民の為に戦う人達です。その準備のため日頃は厳しい訓練に耐えておられます。だからこそ、息抜きの時はせめてしっかり急速が取れるようにと言う計らいなのではないでしょうか。我が社も普段は本当に人使いが荒く、色々厳しいことを言われますが、それを補うものを上の人達は考えなければなりません。それは些細なことでもいいのです。例えば職場に桜の木を一本植えるとか、犬を飼ってみるとか、一瞬仕事のことを忘れられる空間が作られるべきだと思います。採算上はマイナスかも知れませんが、そう言う数字に出ないことを無視しては知らず知らずの内に社員の心が荒み、見えないところで会社の運営に大きなマイナスを出していることでしょう。自衛隊の施設と比べてつくづくそう感じました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011年04月18日 21時10分22秒



© Rakuten Group, Inc.