フリーランス・トラブル110番で泣き寝入り回避できた話
今回は、「フリーランス・トラブル100番」を利用した話です。結果的にクライアントのいいなりにならずに済みました。クライアントとトラブルに…私はWEB上の記事作成をしていたのですが、クライアントとトラブルになってしまいました。もともと人間的に好きではないクライアントでストレスが限界になってしまったため、やめたいとお願いしました。しかし返答はなく、先月分の報酬も支払いされません。仕方がないので再度連絡したところ、逆切れのような返答が届きました。クライアントの言い分はこうです。急にやめるなんてこちらの損害を考えているのか損害を補填してくれるのか損害分として今までの報酬の1か月分の半分を補填分とする…etcすぐにやめるのが迷惑になるなら、やめて良い時まで続けますと言ってもスルー。さらにこれまでの実績を考慮してと嫌味たらしく協調し、損害を補填するためのスタッフの給料は何万円にもなるのにこのくらいの補填で許してやるみたいな感じで、本当に腹が立ちます。フリーランス・トラブル110番に相談!こんなクライアントとはもう関わりたくないと思いましたが、相手の言いなりになるのも嫌です。そこで、フリーランス・トラブル100番へ相談したのです。フリーランス・トラブル100番とは、弁護士に無料で相談できるサイトです。厚生労働省より第二東京弁護士会が受託して運営されています。フリーランスとして働く人が増えていますが、報酬の未払いやハラスメントなどを受けることが多いことが問題となっていました。そこで、国が作ったサービスなんだそうですよ。無料なら気軽に利用できるのでありがたいですね。私はメールで相談をしました。私がやめたいと申し出てからのいきさつを説明し、クライアントの報酬の減額に応じなければらないのかと質問しました。返信があるまで1週間くらいかかりました。3営業日以内に返信されるのが基本らしいですが、連休をはさんでいたので私の場合は時間がかかったようです。弁護士からの返信がありました私の場合は契約書が発行されていなかったため、クライアントの報酬計算方法に根拠はないとの回答でした。話し合いが難しい場合は、弁護士による和解あっせんを考えてくださいともありました。そこで、クライアントに連絡をしました。「弁護士に相談したところ」と、弁護士の名前を出すと態度がガラリと変わったことにびっくり。急にていねいな言葉遣いになり、 私を見下すような文言はありませんでした。「話し合いが難しい場合は弁護士による和解あっせんになるかもしれません」と伝えた結果、クライアントが提案してきた金額とくらべると、倍以上の報酬を振り込んでもらうことに成功しました。私の言い分なんて聞く耳ももたずスルーしていたのに、弁護士というワードはスゴイ威力があるものですね。泣き寝入りせずに済みましたこのクライアントは、私を頭の悪い何も知らないおばさんと思っていたフシがあります(今までそう思えるような態度をされていました)。だから、弁護士が出てくるなんて予想外だったでしょう。もし、フリーランスさんがクライアントとの間にトラブルが生じたら、フリーランス・トラブル110番は大いに役立つと思います。使えるものは使って、泣き寝入りしないようにしましょう!フリーランス・トラブル110番はこちら独立から契約、保険、確定申告まで フリーランス六法 [ フリーランスの働き方研究会 ]