蔵出企画:2013年の未報告特集 その17
新小岩の飲み屋街というと駅の南側に気持ちが傾きがちですが、北側にもぽつりぽつりながらもよい雰囲気の酒場があって、とりわけくたびれた風情の一軒家のお店が「赤城」です。これまでも何度かトライしていたのですがどうしてだか振られ続けての今回が初訪問となります。 駅の南北を結ぶ連絡通路をくぐって明かりもまばらな路地に入るとあります。カウンターがメインの酒場はほぼ満席ですが、奥にたまたま空きがあってなんとかもぐりこむことができました。煙草は3本までの張り紙を見ると、嫌煙家のおっかない主がやってるのかと思ってしまいますが、実際はぜんぜんそんなことはなくって、親切そうな夫婦で切り盛りしています。客たちはほとんどが常連さんのようで、ここでこの夜もたまたま遭遇した方たちが老若男女分け隔てなく語っています。正直酒や肴の何をいただいたのかはすっかり記憶から消え去っていますが、今でもこの家庭的な味わいは記憶に刻まれています。品書:焼酎ハイボール:280,ガツ刺:300,もつ焼:4本360,ホウレン草おひたし:200,手作り厚揚焼:280