|
カテゴリ:葛飾区
昔から日本人の美徳として協調性の高さが言われてきました(だよね)。とこう書き出したらしいのだけれど、ぼくは一体こんな一文から何を語らんとしていたのだろうか、そしてこの一文さえ書き留めて置けばこの先はスラスラと文章が浮かんでくると考えていたらしいのだ。……まったく分からないのだから困ったものです。しかしまあ書いた以上は日本人の美徳もしくは協調性の高さをテーマに書き進めることにしようかな。推測するにこうした凡庸な出だしから始めたからにはすぐさま否定するという方向性に横着するのだろうけれど、近頃の日本人はかつての美徳を失ってしまい協調することができなくなったなどと書くと、これはまたこれで至極凡庸な議論となってしまい到底面白いものとはならないはずだし、この先登場する酒場の布石に持ち込むことを考えると前途多難なことは容易にさっせられるのです。と書き進めるうちに冒頭のみ書いた意図がだんだん思い出されてきたのです。そう、最近、ひとつの店舗を曜日替わりや時間帯で区切ってシェアするお店っていうのが増えてきたなんて話を書こうと思っていたのです。昼間はカレー屋で夜になると居酒屋みたいなタイプのお店ですね。これが同一のオーナーというか店主がやっているのであれば問題はないのだけれど、複数のオーナーなり店主なりがシェアするのは合理的ではあるけれど、非常に協調性が高くないと継続は難しいのではなかろうか、といったことを書こうと思っていたのだ。しかし、ここまで書いて(読ませて)おいて今更なのですが、この夜にお邪魔した堀切菖蒲園の立ち食いそばと居酒屋の二毛作店はどういう勘違いをしたのか全く同一の方がやっておられるらしいのだ。立ち食いそば店の店主というのは男性に違いないと思い込んでいたため、夜の部にお伺いした際にいたのが女性だったから昼と夜で別の方がやっていると信じ切っていたのです。ふと気になって調べてみたところ、こちらのことはせんべろ.netさんで紹介されていて、しかもこの(ぼくにとっては)衝撃の事実がしっかりと書き込まれていたのでした。まあ、そういうことのようなのです。悪しからず。
![]() ![]() ![]() ![]() てなわけで「京屋」にやって参りました。立ち呑みとのことでありますが、椅子付き卓席も1つ、2つあって、そこではどこぞや結構な遠いところからえっちらおっちらお越しになられたおっちゃんグループが呑んでおられたのです。普段立ちっぱなしで呑んでいるのでたまには座りたかったのですが、当分帰ってくれそうもありません。まあそうそう長居するつもりもないから構わないんですけど。女性が一人で切り盛りしておられますが、この町は相変わらず呑み屋が多いから無茶苦茶混み合っている店っていうのは限られていて、ちょっといい酒場程度では混雑には至らないんですね。このお店も感じは良いし、つまみも充実しているから他所の町にあったとしたらかなり混んでしまってとても一人では回らないだろうなあって思います。って位にお手頃だしいいお店ではあったのですけれど、個性的な酒場が数多いこの町にあってはいかにも普通っぽ過ぎるように思えるのでした。誤解のないように言い添えておきますが、普通ってのは誉め言葉でありまして、ダメな店に普通なんて生易しい言葉は与えるつもりはないのであります。ありきたりな感想を述べるとすれば、将来、隠居した後に近所にあったら便利に利用してしまうんだろうなあ。ぼくんちの近所は呑み屋が少ないからこれは実はかなり切実な望みなのです。そういやうちから10分程度のとこにも立ち食いそばの二毛作の呑み屋があったけど、あっという間に仕舞っちゃったのでした。と何ともしまらないままでありますが、これにてお終い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025/06/16 08:30:05 AM
コメント(0) | コメントを書く 【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
|