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カテゴリ:外来診療一般
なんとなく目がおかしい、違和感がある、こういった漠然とした目の不快感で来院される患者様というのはたくさんいらっしゃいます。
診察させて頂くと、多くの方はドライアイ(いまや国民病!)や加齢による結膜弛緩症(白目の皮がだぶついて違和感の原因となる)によるもので、それぞれの症状にあった目薬を処方させて頂く事になります。
ところで、この「目の違和感の表現法」というのは本当に患者様によって色々あるんですね。良くある表現法としては、
ころころする、ごろごろする、チカチカする、チクチクする、しょぼしょぼする、目の奥が痛む、あたりなのですが、
珍しいものでは、イライラする、カスカスする、シバシバする、シュパシュパする、ワジワジする、などがあります。
私は以前鹿児島県で眼科外来診療をしたことがあるのですが、その時にお買い物をして大きなレジ袋を持ったおばあさんが診察室に入ってきて、
「目がスパスパする」 とおっしゃったので一瞬
「スーパーでの買い物と関係あるのかな?」
と思ったのですが(笑)、実は鹿児島県のその地方では目の違和感を「スパスパ」と表現するようで、その後同じ表現を使う方がたくさんいらっっしゃいました。
このように「目の違和感の表現法」は地域性もあり、非常に奥深くて面白いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.13 09:22:27
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