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カテゴリ:外来診療一般
いよいよ近日中に、発売が熱望されていた新世代型の緑内障薬、ザラカム点眼薬が発売となります。
この点眼薬は、1999年に登場して「緑内障治療を変えた!」と言われる名薬で今でもNo1の薬であり続けているPG製剤(プロスタグランジン関連薬)のキサラタンと、1981年の登場以来キサラタンにその地位を奪われるまでトップの座に君臨し続け、今でも売り上げ上位をキープし続けている名作βブロッカー製剤のチモプトールの2剤の合剤です。
このザラカムには以下のような大きな利点があります。
1.2剤併用における不便さがなくなり、治療のコンプライアンスの改善が期待される。(要はちゃんと使用しやすくサボりにくいと言うこと)
2.1日1回の点眼で、キサラタン(1日1回)とチモプトール(1日2回)の併用と同程度の眼圧下降効果が得られることが臨床試験の結果証明されている。
3.価格も2剤併用の場合よりは割安な値段になると推測され、財布にも優しい。
まあ実際に薬が発売されてみないとはっきりとは言えない部分がありますが、非常に期待できる新薬ですね。私も発売を心待ちにしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.04 12:15:28
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