|
カテゴリ:外来診療一般
さて前回の記事で、最新型のオートレフケラトメーターであるニデック社のARK-1を導入したというお話をしましたが、実はこれにはもう一つ、
別の目的 がありました。 この最新型のARK-1は、ソフトウェアの追加で調節機能を測定することが出来るのです。そして実は、 このソフトウェアが喉から手が出る程欲しかったためにマシンを買い換えた というのが本音だったのです。 それではご覧頂きましょう。じゃーん。これが調節機能測定ソフトウェアAA-2です。 このソフトウェアで何が分かるかというと、眼精疲労の原因の一つである「調節緊張や調節痙攣」の程度を調べて表示することが出来るのです。私達現代人はスマホやパソコンに取り囲まれており、そのせいで目のピントを合わせる筋肉には原始時代にはあり得なかったほどの過度な負担がかかっています。そして疲れ切ってしまった目は、IT眼症や調節緊張・調節痙攣といった病的な状態になってしまうことが急激に増えているのです。 ところが従来の眼科検査機械ではこの調節緊張の程度を調べることが出来ませんでした。患者様が目の激しい疲れ、痛み、眩しさ、涙目、視力低下などを自覚しているのに、苦しんでいるのに、どれだけ検査をしても異常が全く見つからないということが良くあるのですが、これらの症状の一部は実は調節緊張によるものなのです。 そしてこのAA-2はつらいつらい調節緊張症があるのかないのか、あるとしたらどの程度なのかをビシッと調べることが出来るのです。 それでは院長である私の検査結果をお見せしましょう。調節緊張症がばっちりと出ていますね。(汗) このソフトウェアの導入によって、当院で行える検査内容の幅は更に広がりました。そしてこれからも私達のアップデートは続いていきます。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.20 12:03:34
[外来診療一般] カテゴリの最新記事
|