|
カテゴリ:外来診療一般
毎日の外来で患者様からよく聞く訴えのひとつに上記の
車を運転すると物凄く目が疲れるのですが ? というものがあります。 それでは何故車を運転すると目が疲れるのでしょうか? それは、人間は集中して目を使うと、瞬き(まばたき)が減るからです。運転中は速いスピードの中でたくさんの情報を瞬時に処理しなくてはならないので、目にかかる負担が大きくなりどうしても瞬きの回数が少なくなります。 そしてそのせいで黒目(角膜)が乾いてドライアイの状態になります。私たちの黒目は「常に潤っていないと力の出ないレンズ」なので、カリカリに乾いてしまうと動体視力・実用視力が落ちてしまいます。そして「脳が疲れて」しまい、結果として目も疲れを感じるわけです。 それではこの運転中の目の疲れを改善するにはどうしたらいいでしょうか? まず一番単純で効果的な方法は、 意識して瞬きを増やす ことです。これで黒目に涙が供給されるので一気に目が楽になりますし、運転もより安全になります。 もう一つは、 運転の前後や休憩中にドライアイ用の目薬を点す ことです。これで涙の量を増やしたり状態を安定させることが出来るので、より快適に運転できるようになります。 是非覚えて置いてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.11 15:48:22
[外来診療一般] カテゴリの最新記事
|