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2020.07.15
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カテゴリ:外来診療一般
​​​ さてシリーズでお送りしている「緑内障点眼薬の世界」。
















 これまでに現在第一選択薬(ファーストライン)として使用されているプロスタグランジン関連薬














 第二選択薬(セカンドライン)として使用されているβ(ベータ)遮断薬














 β遮断薬と同じく第二選択薬(セカンドライン)としての位置づけとなるα(アルファ)2作動薬のアイファガン点眼薬










 の紹介が終わりました。









 そして今回は同じく第二選択薬(セカンドライン)としての位置づけとなる炭酸脱水酵素阻害薬です。















  効き方としては、目の中を流れている房水(ぼうすい)産生抑制の作用となります。
















 さてこの炭酸脱水酵素阻害薬には、プロスタグランジン関連薬の様な目の周りが黒くなったり、毛が生えたり、窪んだりという局所の副作用(PAPs)がなく、またベータ遮断薬の様な喘息や重い心臓病の方には処方できないという全身的な副作用もありません。









 その意味で、この系統のお薬はある意味で「処方しやすい薬」という面があります。ただ、欠点が全くないのかというとそうでもなく、







1. 効き目がやや弱い。






2. 目薬にするのが難しく、点眼すると凄くしみたり、もしくは点眼液が白い濁り液だったりして、やや使いにくい。







 という問題点もあります。そのためこの系統のお薬は単剤で処方されるよりも、コソプト点眼液、アゾルガ点眼液、アイラミド点眼液と言った形で他の薬剤との合剤という形で使われることが最近は多くなっています。
















 ただそうは言っても、この炭酸脱水酵素阻害薬が緑内障治療において重要な地位を占めていることに間違いはありません。それでは次回からはこの系統に属する2つの点眼薬を徹底解説することと致しましょう。(続く)


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最終更新日  2020.07.15 16:52:52



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