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カテゴリ:アイディア
紙は一度折ると、その線で裏返しに折るのは容易だ ペーパースプリングを折るとき、縦横の線は山折りにして、斜め線は谷折にする。 この作業を遣っておかないと、12回の反転折りをした円形が作りにくい。 縦横の線を山折りにするのは割合楽に折れるが、斜め線を谷折にするのは容易な作業ではない。 この斜め線を定規などを当てないで折ることを考えて作るようにしたのが、前ページの「円形の両側に来る斜め線を重ねて一緒に折る」という方法であった。 この検証をするため、A4判のコピー用紙に印刷したパターンで実験してみた。 上側の斜め線と下側の斜め線が重なるように中央の横線で折る。 重ねたまま、下側の右側から斜め線を山折りにしてゆく。12回折れば、24の斜め腺に筋が入る。 それを裏返して、縦線を山折りにしてゆく。11回折れば縦線は全部折ったことになる。 この状態でその線通りに折り重ねてゆくと、円形が出来る。この折方は螺旋を折る折方なのである。 紙のバネ性があるので螺旋形になっている。 これを定規で押さえつけると円形になる。 この状態で考える。これを立体に出来ないか!と。 多分発案者のイギリス人ジェフさんはこのように考えたのだろう。別の物を折ろうとしていたとき、発想がこの「びゅんびゅんバネ」を作らせたのだと布施知子さんの本{螺旋を折ろう」に書いてあった。 日本で一番最初にびゅんびゅんバネを紹介した人 彼は「びゅんびゅんバネ」と言う名前をつけたが、小生はその実態を考えて、「ペーパースプリング」と名づけた。 確かに、この方法のほうが易しく折れる。しかもすばやく折れる。 一度折っておけば、その線を裏返しに折るのは簡単に折れるのだ。このことを考えたときに、「斜め線を重ねて折る」と言う方法で、ペーパースプリングが楽に作れるようになった。 折り方に工夫を凝らした「ペーパースプリング」の作り方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 21, 2012 03:27:45 AM
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