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NOAH- MON/のあもん

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2021.03.18
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福岡での久々のビッグマッチもAbemaさんに生中継していただき、今回も感謝の念を抱きつつ視聴させていただきました。

馬場全日時代からプロレスを見ていると、西日本は新日、東日本は全日のテリトリーといった感覚がどことなく刷り込まれていて、NOAHも馬場全日の流れを受ける形で基本的にはそんな印象を持ち続けているからか、福岡でのビッグマッチ開催は今後の興行戦略に「やる気」を感じさせていただいております。

第一試合でいきなりタニー! しかも、大原、YO-HEYの「フルスロ元気印」がパートナー。もともとファンキーなヨーヘイちゃんがタニーのファンキーぶりを更に引き出してくれるのではないかと期待しましたが、タニーのファンキーさはタニー独自のものでございました。どこか振り切れない不器用さもタニーならではのファンキーさなのでしょうか。矢野クンは試合を重ねるたびによくなっているのが確認できるから楽しみです。この試合で見せた「逆打ち」は見事なタイミングと角度でした。

小川の発熱欠場により、宮脇のシングル戦の相手はHAYATAに変更。いずれにしてもジュニアタッグの前哨戦であることは変わらないので、宮脇にとっては重要な一戦。積極果敢に攻めていたし、投げ技から関節技への連携も身に着いてきましたが、今ひとつ攻め切ることができないまま、HAYATAが余裕で宮脇をいなした感じです。これではタッグ王座戦の勝利も見えにくいのですが、タッグマッチは別物だし、パートナーは“ザ・マスター”原田。王者組の方がチーム力では遥かに上だと思いますが、意外な落とし穴があるのもタッグマッチの妙味。前哨戦で完敗した宮脇だからこそリベンジ精神が勝利のスパイスになるやもしれません。

ヨネと斎藤のベテラン対決もユニット吸収タッグマッチの前哨戦です。今日はヨネの勝利でしたが、こちらもタッグ対決ではどう転ぶかわかりません。ファンキー・タニーとマサオ・ワールドが加われば、勝利の方程式なんてものは通用しそうにありません。ファンキー軍団が増殖するのか? 反選手会同盟が令和維新軍にバージョンアップされるのか……。何よりも結果が楽しみな吸収マッチになりそうです。

第四試合も前哨戦。本来なら原田とHAYATAが積極的に前哨戦を盛り上げるところでしょうが、小川欠場のためHAYATAは本日二試合目。ゆえに、前哨戦としてのボルテージはやや下がった感もあります。進はスティンガーの助っ人的な立ち位置のせいか、今のところ王者チームのサポートに徹しているようなところがあるのですが、技の一つ一つは結構ハイレベル。原田とのシングルマッチなんて見たいと思うし、謎のマスクマンではなく、進としてジュニアのタイトルマッチに絡むようになれば本領発揮となるやもしれません。

拳王と藤田のナショナル王座前哨戦を含む6人タッグマッチは、主役の二人が先発を買って出ましたが、二人とも睨み合ったまま動きません。無言の睨み合いは潮崎戦以来、藤田のトレードマークになっていて、対戦相手は必然的に動けなくなってしまうわけですが、無言の睨み合いを引き立たせるのは表情と佇まい。藤田のそれは潮崎戦で周知の通りですが、拳王のそれも実にイイ! 二人の顔立ちが対照的なのも映像的に映えます。このまま映画のワンシーンにしたいくらいです。

しばしの睨み合いの後に拳王が動きます。同時に藤田も一気に組み合います。静から動へとスイッチする瞬間のエネルギーの迸りが「闘い」のボルテージを高めてくれます。しかし、本日は6人タッグマッチ。曲者カシンがいるのです。金剛は生真面目なジュニアの二人なので、どうしても曲者仮面に翻弄されてしまいます。花道の奥でカシンはやりたい放題。その挙句、両者リングアウト……。試合開始早々のスリリングな空気が中途半端なフラストレーションで幕切れとは……お客さんもずっこけたでしょう。

しかし、そこは拳王。さっさと再試合を要求します。「ゴングを鳴らせ!」の一言がまたまた「拳王名セリフ集」に加わりました。藤田はジュニア二人を蹴散らして強さをアピール。覇王をフォールした後も拳王とやり合う藤田の表情が実にイイ! 藤田らしいストロングスタイルの感情表現が自然と出せるようになってきたのは、やはり拳王の存在ゆえでしょうか。或いは、NOAHにおけるレジェンドたちの「やり甲斐」がしっかりとした形になっているからでしょうか。こんなにもイキイキとした藤田の表情を見せられると、タイトルマッチへの期待も三段跳びで跳ね上がります。

第六試合は日本武道館でジュニア王座を奪取した吉岡の初防衛戦。挑戦者の小峠は吉岡にとっていきなりの「難敵」です。前哨戦では小峠のヘッドバッドにやられただけに雪辱と防衛が一体化。吉岡は小峠の技を悉く読み切ってスカしてゆきます。今まで見せなかった技も繰り出し、初防衛に向けて一直線! しかし、小峠も実力者。徐々に自分のペースへと持ち込んで、最後はスリリングな攻防の果てに十八番のキルスイッチ! この技は切り返されることが多いだけに、ロープワークを利用しての一撃は説得力抜群! これほど見事にリングに突き刺すようなキルスイッチは久々に見た気がします。小峠のフィニッシュホールドがこの一戦でさらに磨かれたと言えるでしょう。吉岡は一度も防衛できずに短命王者となってしまいましたが、「防衛するのは至難の業」と思わせるようなタイトル戦が続いても不思議ではないほどにジュニア選手が充実しているのは事実です。吉岡の敗北で大原かYO-HEYが盟友のリベンジを表明するのかな……と思いましたがアクションはありませんでした。

セミの顔ぶれは豪華です。旗揚げメンバーの丸藤を筆頭に、NOAHでデビューした杉浦、鼓太郎、潮崎が勢揃いしての「NOAHISM」カルテット。対する金剛はお馴染みのメンバーながら、中嶋と北宮がタッグ王者になったことでブランド力も大幅にアップしております。潮崎と中嶋の戦いはタイトルマッチが絡まなくても常に高級ブランド。その他の組み合わせもすべてが刺激的ですが、特に注目したのは中嶋と鼓太郎の絡み。かつてはジュニア戦線でしのぎを削っていた二人が久々に対戦するのです。中盤で鼓太郎が中嶋に突っかかって行く場面があったので、鼓太郎がヘビー級戦線に食い込むきっかけになるのではないかとも期待しましたが、その後に繋がるような展開にはなりませんでした。最後は征矢がNOAHISMカルテットの必殺技フルコースを食らって負けましたが、NOAHの歴史と現在が理想的に融合して、まさに「見せ場の金太郎飴」でした。

個人的には潮崎が鼓太郎をパートナーにしてジ・アグレッションのタッグ王座に挑戦表明するのを期待したのですが、タッグ王座戦を巡る予告編はありませんでした。そして、試合後には潮崎の手術と長期欠場が発表されました。潮崎の肩は手術を要するほど悪化していたのですね。なのに、それを微塵も感じさせないファイトで防衛戦を重ねていたのは驚きです。いままで試合中に肩を抑えて動けなくなるような場面を見せなかったのは本当に凄い! まさに鶴田も顔負けの怪物くんぶりではございませんか! しばらくは潮崎の試合がお預けとなりますが、復帰した時の「I AM NOAH!」が更に爆発するのを期待したいと思います。

メインは武藤と清宮のGHCタイトルマッチ。結果的には武藤の強さと凄さを思い知らされましたが、グランドでじっくりとしたレスリングを挑んだ清宮にも「発展途上の凄さ」を感じることは出来たと思います。すべては武藤の領域でしたが、そこに敢えて踏み込んでゆく勇気と覚悟を清宮は見せてくれたと思います。

武藤は早い段階で雪崩式フランケンシュタイナーを繰り出しました。本来ならば隠し技的な切り札のはずなのに、早い段階で繰り出したのは、試合が長引いてからだとスタミナ的に難しくなるという武藤の現実もあったでしょうが、フィニッシュになり得ない早い段階であったとしても、それをやってみせたことによって、大半の観客の「気持ち」を武藤側に引き寄せてみせたのです。清宮の仕掛けたレスリング勝負をアッサリと断ち切って、武藤のテリトリーに引きずり込んでみせたのです。それこそが天才の天才たる所以。更には、代名詞とも言うべき足四の字固めを繰り出すことなく、腕一本に狙いを定めきってしまえるのですから恐れ入ります。

「一か所を攻めろ」と馬場さんはしきりに言っておりましたが、簡単そうで意外とできないのがそれ。攻め続けること自体はおそらくどんな選手にでも出来ると思いますが、単調で面白みのない試合にもなりがちです。同じ個所を攻めるにしても攻め方で見せられるか否かがカギ。武藤は自在に緩急を付けたり、バリエーションを替えたりしながら、結果的に腕を攻め続けて見せました。その最たるものがシャイニングウイザードの連発。清宮がそれをブロックしても、それによって清宮の腕にダメージが蓄積されて行くのです。相手に防御させつつも確実にダメージを与えて行く恐ろしさ! これぞ名人芸! 清宮がどんどん底なし沼に引きずり込まれてゆくような感覚に陥ります。

清宮がもっともっと非情になりきれば展開も変わったのでしょうが、非情さの境界線をどこに引くかはデリケートな問題です。そこを越えることなく戦いきって負けた清宮にはある種の潔さを感じましたが、武藤の攻撃を逆手にとって自分のペースへと転換できなかったのが残念です。

武藤はNOAH入団時に「俺をしゃぶり尽くせ」と言いましたが、今日の試合は武藤が清宮の若さを骨までしゃぶりつくした感じです。それでいて、「老獪」と言う言葉は宛てはまらないのです。全盛期のような動きは出来ないのに、若々しく「躍動」しているような印象を受けるのです。

そして、年齢差34才、キャリア差31年の二人が、これだけのタイトルマッチをやってのけたところにこそ、現在形のGHC戦の凄さと、NOAH福岡大会の「意味」が確かに刻まれたと思います。
試合後は北宮がリングインして挑戦表明。武藤にサイト―スープレックスを放ちました。杉浦を仕留めた「監獄固め式ヘッドバッド」のインパクトで一気に存在感を強めた北宮が、武藤相手にどんな試合を見せてくれるのか楽しみです。北宮の監獄固めは「武藤戦」にとってひとつの境界線にもなり得ます。そこを北宮がどう超えるのか? 敢えて留まって戦うのか? 清宮とはタイプの異なる北宮を相手に武藤がどんな戦い方を見せるのか? 

色んな意味で難しい試合になるような気もしますが、58歳にしてさらに期待を抱かせてくれる武藤のタイトルマッチがNOAHで見られることの幸福をしゃぶり尽くしたいと思います。

天才武藤の躍動はプロレスの歴史と現在を一体化させて躍動するNOAHそのものを象徴しているのではないか……と感じさせていただいた福岡大会でした。





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最終更新日  2021.03.18 10:06:40
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Re:3.14福岡大会/躍動(03/18)   ノア最高 さん
こんにちわ!
ノア3.14福岡大会ABEMA観戦記、楽しく拝見させていただきました!
毎回のあもん様の的確な視点に頷かされます。
特にメインのタイトルマッチ。
武藤が序盤でフランケンシュタイナーを出した瞬間から客席の空気が変わった感覚を私は持ったのですが、
のあもん様がその感覚を見事に言語化されており本当に驚いています。

私は家内と娘2人の4人家族なのですが
全員大ノアファンです。ファン歴長め中年男性の私が見ても8歳の娘が見ても楽しめる現在のノアは中身の詰まったエンターテインメントとして理想的
な状態ではなかろうかとつくづく感じております! (2021.03.19 20:08:09)

Re[1]:3.14福岡大会/躍動(03/18)   noahmon さん
ノア最高さんへ

いつも暖かいコメントをいただき、ありがとうございます。

ご家族そろってNOAHを楽しんでいらっしゃるのですね。
なんて素敵なファミリーなんでしょう!

今のNOAHは本当に魅力的ですよね! (2021.03.20 09:36:36)


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