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NOAH- MON/のあもん

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2021.06.02
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『三沢光晴メモリアル』と銘打たれた後楽園ホール大会をAbemaでライブ観戦させていただきました。本来なら三沢メモリアルは前日の日曜日に大田区体育館で開催される予定でしたが、緊急事態宣言の延長で中止となり、振替の形で行われたのが本日の大会です。日曜日の大田区なら観戦できたのに……と、今回も泣く泣く生観戦を断念した多くの人たちにとって、Abemaさんのライブ配信は本当に救いとなったに違いありません。

13回忌に当たる本大会には特別な演出やセレモニーはありませんでした。オープニングマッチは何の前触れもなく始まり、いつものように個性豊かなレスラーたちの激闘が繰り広げられます。いつもと違うのは選手の手首にまかれた緑のテーピングだけです。

特に何もないからこそ、この大会を通して「メモリアル」の部分をどう感じるかは、人それぞれでしょうが、何の装いもないからこそ、観客の一人一人が試合の端々で三沢さんを感じる瞬間に意味はあるのかも知れません。その瞬間にこそ、一般論や他者の意見ではなく、自分自身の中に息づく三沢さんの記憶やイメージと純粋に向き合えるような気がします。

私も試合の端々に三沢さんを感じていましたが、結局のところ、私にとっては「三沢=NOAH」であると言う事を確認する大会だったような気がします。やはり、NOAHそのものが三沢光晴を常に感じさせてくれているのです。

三沢さんが理想のプロレスを掲げて創ったNOAH。

旗揚げからの21年間には紆余曲折もありましたが、三沢さんが亡くなって12年が過ぎても尚、NOAHが三沢光晴のプロレスをしっかりと受け継いでくれているからこその感慨だと思います。ゆえに、三沢光晴を感じるということの最も純粋なあり方というのは、今現在のNOAHの「あるがまま(=リアル)」を感じることに他ならないのではないかと思うのです。

今現在のNOAHを味わうことでこそ、三沢さんを記憶やイメージだけではなく、「リアル」なものとして確認できるのかも知れません。

個人的な感覚ではありますが、「NOAHらしさ」を失った時期もあったと思います。単に団体として生き残るために、そうならざるを得ないのだとしても、団体の名前が残るだけだったのなら、私はとっくにNOAHを見なくなっていたでしょう。名前ではなく魂を感じたいからです。

魂を理屈や言葉で説明するのは難しくて、「感覚」としか言いようはないのですが、それを感じるからこそ、現在進行形のNOAHの「あるがまま」にこそ、三沢光晴をしっかりと感じられるのではないかと思うのです。

「NOAHらしさ」についても一言では言い表せないのですが、思い出すのは旗揚げ当初に三沢さんが語っていた「プロレス=NOAHと言わせたい」という言葉です。これは私の心に深く刻まれていて、このブログでも繰り返し引用させていただいておりますが、その言葉にこそ「NOAHらしさ」の根本はあると思うのです。プロレスに「こうあるべき形」を求める人もいます。でも、三沢さんはプロレスのすべてをひっくるめた上で、「プロレス=NOAH」を目指していたと思うのです。

ゆえに掲げた「自由」の一言。

だからと言って好き勝手に何をやってもいいというのではなくて、プロとしての「信念」が絶対条件。「自由」と「信念」の言葉に集約させた三沢光晴のプロレス。もっと単純に言えば、「プロレスは面白いんだよ」と言い切った馬場さんの言葉も重なります。面白くて、楽しくて、凄い。それを肉体で表現して見せるのがプロレス。

そして、「プロレス」という言葉は必然的に「プロ」という言葉を内包しているのです。かつてはNOAHの対角にいたはずのベテラン・レスラーたちが、メモリアルな大会のメインやセミでリングに立っていたとしても違和感がないのは、そこにプロが集まっていればこそ。

そして、「プロレス=NOAH」と感じてもらうために、「NOAH=プロレス」であることを追い求めてきたリングだからではないでしょうか。だから、レジェンドたちの本質も光り輝く。そして、プロレスを楽しめる。それが私たちを楽しませてくれる。

そう考えると、NOAHらしくないと感じた時期の歴史にも必然性があって、そんな時期のすべてを糧として、今現在のNOAHが多様性を持ち、三沢さんが求めていた理想形を具現化する団体になってきたのではないか……と、NOAHひとすじの私は思うわけですが、結局のところ、「NOAHらしさ」とは「プロレスらしさ」を失わないということに尽きるのかもかもしれません。漠然としたことしか言えませんが、そこにこそプロレスラーとして生き切った三沢光晴をリアルに感じるのです。


オープニングの二試合は三沢光晴に触れたことのない世代のレスラーばかりです。吉岡と覇王の試合はスピーディー。今日は短期決着となりましたが、このシングル対決はやっぱり面白い。タイトルマッチで対峙する時が来れば、凄い試合が生まれそうです。

金剛は8人タッグマッチで生え抜き若手チームと対決。若手チームは玉砕しましたが、この4人でチームを組めるようになったところに未来を感じます。試合後は久々の拳王節が炸裂。かつては親会社だったリデットを敵視しまくった拳王が、社長である高木三四郎をこき下ろしつつ、一週間後に迫ったサイバーフェスでの金剛の存在感をアピール。そんな拳王らしさを光らせるのも、やっぱり今のNOAHだからこそでしょう。拳王にコロナ感染の後遺症が無さそうなのも確認出来て一安心です。

ジュニアタッグのタイトルマッチはレベルの高い試合でした。小川の計算され尽くしたような原田への膝攻めはプロレスの基本形。HAYATAは前回も書きましたが、敢えて自己主張しないのに、ジワジワと存在感を強めております。ベテランの小川が攻め、それを若手のHAYATAがアシストする。それが見事に機能しているのです。二人とも淡々と試合をしているように見えますが、「間」で攻めるプロレスによって的確に原田のスタミナを奪ってゆきます。それでも原田が逆転勝利を収めたのは、原田の粘りと大原のアシスト。両チームともに攻めとアシストの理想的な形ができているので、タイトルマッチを抜きにしても何度でも見たいカードになりました。

ヘビータッグのタイトルマッチはファンキーが意外にもハードなスタイルを見せて王者チームを追い詰めました。谷口は久々にハーフネルソン・スープレックスを繰り出して中嶋をグロッキー状態にさせ、ヨネが普段は見せないような形相でハードなエルボーをガンガン打ち込みます。中嶋がファンキーを小馬鹿にして奮い立たせてきた効果が見事に生かされたと言えるでしょう。「やる時はやるぜ!」と、ヨネが発奮した終盤は、もしかしたらタイトル移動か?とハラハラさせるほどの雰囲気も生まれました。谷口はハーフネルソンで観客の心をグッと掴んだのですが、残念ながらそれが持続せず、ヨネほどの意地や執着を見せる場面は見られませんでした。

最後はヨネの攻撃を耐え抜いた中嶋が得意のムーブでフォールを奪います。試合の途中には中嶋のハイキックが北宮を誤爆する場面もありましたが、そんなミスに拘ることなく鉄壁の連携で勝利を収めた……と思っていたら、試合後に北宮がサイト―スープレックスで中嶋を失神させました。そして、「中嶋はやっぱり大嫌いだ!」と鬱憤を巻き散らし、予想外の展開に駆けあがって来た拳王にも「世話になったな」と言い残して去りました。

ジュニアでは唐突な裏切りやユニット再編が行われていましたが、ヘビーのユニット編成は比較的落ち着いていたと思っていただけに、この展開には誰もが唖然。金剛について言えば、中嶋が金剛入りした当初から、「そのうち中嶋は裏切るんじゃないか?」と考えていた人も少なくはないので、試合中の誤爆から北宮と揉めて、そのせいで試合にも負けていたなら、中嶋が「金剛なんかでやってられるか!」と造反するようなシナリオも想像できたでしょうが、試合中の誤爆でも特に揉めること無く、すっきりとタイトルを防衛した後で、北宮が反旗を翻したのはオドロキの展開です。

しかしながら、最近のNOAHでは唐突な裏切りが行われても、その後のユニット再編や対決の図式に必然性を感じさせてくれるので、北宮の唐突な造反にもやっぱりその後を期待したくなります。そもそも、北宮と中嶋の関係について言えば、北宮が中嶋を「大嫌い」と言い切ってコンビ解消したこともあったわけですし、それが中嶋の金剛入りで有耶無耶になったままコンビ再結成となったわけですから、過去の因縁が再燃したとも言えるわけです。

北宮が金剛を離れてどうするのかについてはまったく触れなかったので、観客は否応なく想像を巡らして頭をフル回転させられます。タッグベルトはどうなるのでしょう? 北宮は杉浦軍かエムアラに入る? 或いはまったく別の誰かをパートナーにして全軍に宣戦布告? もしかして欠場中の潮崎が…? 中嶋に裏切られた潮崎と中嶋を嫌う北宮が組むのはあり得るかも? 金剛は? 新戦力が加わる? 可能性がいくつも浮かぶのが今のNOAHの面白さですが、翌日の記者会見では無観客での二人のシングル対決が早々と決定しました。

この会見では北宮が金網マッチを要求。中嶋はそれを受けて髪切りマッチを要求。なんと、NOAHでは初めての金網髪切りマッチが実現するのです!

この展開はちょっと凄すぎませんか?

最近はユニット内でのタイトルマッチが行われ、ユニット内でもシングルマッチでのライバル関係は成立させられることを実証していますが、プロレスにとっては、中嶋と北宮のような「因縁」や「敵意」も必要不可欠な要素です。それを「金網&髪切り」という邪道的要素まで取り込んで実現させてしまうなんて! 会見の最後は乱闘。これもお約束ではありますが、今日の乱闘はプロレスの試合を切り抜いたようなシリアスさ。共に健介オフィスで研鑽を重ねたからこその容赦のなさ。これがあるからこそ、金網というショー的要素にもシリアス・ムードが漂うのです。

タッグ王座に関しては、中嶋も北宮も「俺のベルトだから返上しない」と言い切っております。となると、敵対したままの二人がタッグを組んで防衛戦をやる……という奇妙かつ画期的なタイトルマッチも実現しそうだし、それぞれが新しいパートナーを連れて来て、同時に防衛戦を行うという、実にユニークなタイトルマッチになる可能性も出てきました。そうなると、それぞれのパートナー候補も気になるところですし、単に二人だけの問題ではなく、金剛再編にまで波及しそうで、いくつものストーリーの分岐が想像できるのです。


ジュニアのシングル王座戦は、小峠と進のリズムや間合いが見事に噛み合っていたと思います。進は本当に渋いプロレスをやりますね! この人を小川、HAYATAのユニットに引き入れたブッカーのセンスの良さに敬服します。小峠も以前のようにバタバタしたところがなくなって、自分の戦い方をしっかりと身に着けた感じがします。タイトルマッチでキルスイッチの説得力を高めているのもいいですね。

試合後は防衛した小峠に前王者の吉岡が噛みつき、日高が横槍を入れ、タダスケが割って入ります。ジュニア選手が大集合した中、小峠は次期挑戦者決定のためのランブル戦を提唱、盟友の原田、大原、宮脇にも参加するように促します。そんな小峠の姿には、チャンプとして、NOAHジュニアのトップとしての風格が感じられるようになってきたと思います。


ナショナル王座戦は、タイトル戦としても杉浦と桜庭のシングルマッチとしても言うことなし! ひと昔前にガチガチの対抗戦でこの二人が戦ったとしたら、或いは総合格闘技のルールでやり合ったとしたら、もっと緊迫感の溢れる対決にもなったでしょうが、今の二人の関係やキャリアをひっくるめると、それだけでは面白くない……というのを、両雄ともによく理解してらっしゃる。関節の取り合いにはシリアスな緊張感があり、杉浦のフェイント攻撃や間合いを取ってのやり取りなどはユーモラス。桜庭がプランチャを見せたりと緩急自在。バルコニーで三沢さんも楽しそうに見入っているような気がしました。「あー、俺もやりたかったなー」と呟いているような気がする試合でした。

最後は、形としては「あっけない」ほどの丸め込みで杉浦が防衛しましたが、丸め込みでも勝敗がつくのがプロレス。桜庭の徹底した関節に翻弄された杉浦だからこそ、その丸め込みも活きたわけです。桜庭は関節芸術を見せつけましたが、ゆえに総合格闘技で培ったキャリアがプロレスの丸め込みを意識の外に追いやってしまったのかも知れません。

試合後にDDTのレスラー2名が現れて杉浦と桜庭にサイバーフェスでの対戦を要求します。リングに入ろうとする二人を杉浦が「跨ぐなよ」と一喝。オールドファンにはすぐにピンとくる一言です。更には猪木の物真似で猪木の有名なフレーズをパクって対戦を受諾。最後は猪木の「1.2.3.ダーッ!」までパクって「1.2.3.NOAH!」で締めくくる。

三沢メモリアルなのに猪木の物真似? 「おいおい杉浦よ…」と、三沢さんはバルコニーで大受けだったことでしょう。杉浦のワルノリな部分もあったにせよ、それを不快には感じさせなかったのも、三沢さんのイメージのひとつに、「こういうのも好きだよ」的な部分を私が有しているからでしょうか。

杉浦も心のどこかで三沢さんを意識して、バルコニーから見ている三沢さん楽しませる気持ちになっていたのかもしれません。「プロレスを楽しんでるんだよ」と言い切ることのできた杉浦だからこそ、最近のタイトルマッチは試合そのものも、試合と試合の前後も緩急自在にして自由闊達。NOAHの歴史と共にプロレスをまっとうしてきた杉浦だからこそ、三沢さんが掲げた「自由と信念」のフレーズをしっかりと汲み取ることができるのかも知れません。杉浦、なんだかやたらとカッコいいぞ。


メインは武藤と丸藤のタイトルマッチ前哨戦。武藤には将斗、丸藤には船木がパートナーで、みなさんエムアラ・メンバーズ。完全なる同門対決というやつですが、どの対戦でもワクワクさせられます。武藤と船木の絡みも今では逆に新鮮だし、丸藤と将斗が噛み合うのはわかり切っております。

最後は武藤の足四の字で丸藤がギブアップ。武藤の足四の字がガッチリ決まれば、体格差のある丸藤では逃げられないというのがしっかりと印象付けられました。ゆえに、タイトルマッチでは足四の字対策も必要になりますが、それだけでは攻略しきれないのが武藤。中盤には三沢の必殺技だったエメラルド・フロウジョンも見せました。武藤は三沢メモリアルを意識すればこそだったのでしょうが、丸藤は武藤を通して、ついぞ勝つことのできなかった三沢とも戦わねばならないことを突き付けられました。三沢光晴はただの「記憶」ではないのです。本来は異分子のはずの武藤に三沢さんの魂が重なり合う。そんなイメージがありありと浮かぶからこそ、今のNOAHの「あるがまま」に三沢光晴は感じられるのです。

メイン終了後にはマイクアピールも無く、テンカウントのゴングも無く、三沢さんの映像がモニターに流されただけでしたが、その映像の最後に「リングにはいつだってあなたがいる」の文字が浮かびます。

いつだって三沢光晴を感じさせるNOAHであること。

「プロレス」=「NOAH」=「三沢光晴」。

それが永遠の「リアル」。

その「リアル」を、現在進行形のNOAHとして感じ、心に留める……。

それが最高の「メモリアル」。


大田区大会の中止を余儀なくされながらも、翌日に後楽園ホールで振り替え興行を行うことで、私たちに三沢光晴を感じるための時間と空間を用意してくれたことに、改めて心から感謝したいと思います。





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最終更新日  2021.06.02 14:44:04
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Re:5.31後楽園ホール大会/メモ・リアル(06/02)   ノア最高 さん
今回も楽しく拝見させて頂きました!
まさしくメモリアル「ノアのリアルを感じとれる」大会でした!
私にとってノアが最高だった時期は
2005年?あたり天龍が参戦した頃です。彼の参戦で歴史感が昇華され若い丸藤KENTAが未来のプロレスを模索、ムシキング登場など三沢さんの元
プロレスの多様な魅力が凝縮され多幸感が半端なかったです。
あの時代と「同じ匂い」「同じ興奮」
を当時とメンバーがかなり違うのに、今のノアに感じています。
これが三沢さんが残してくれたノアの魂なんですね! (2021.06.04 09:30:07)

Re[1]:5.31後楽園ホール大会/メモ・リアル(06/02)   noahmon さん
ノア最高さんへ

いつもありがとうございます。

確かに2005年あたりがピークでしたね。試合も面白かったし、次は何を見せてくれるんだろうってワクワクすることが多かったのですが、その後は少しずつ歯車が噛み合わなくなってしまったような気がします。

でも、今は仰る通り、毎回、充実したプロレス空間を堪能させてくれるし、ワクワク感も持続していますよね。 (2021.06.06 23:01:33)


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