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テーマ:猫のいる生活(136044)
カテゴリ:猫
8月12日に20歳という長命をまっとうして天国に旅立ったキティ、そのあと残された
ティップスはしばらく奇妙な行動をしていたけど最近になってやっと落ち着きを取り戻 してきた。 もともとやんちゃ坊主で天然がいっぱい入ってる彼は静かにしているなどということは まずない。 キティがいなくなってティップスはキティがよく寝ていた場所で昼ねをするようになった。 キティがいた頃は全然しなかったのにいつの間にかトイレの癖がキティと同じになって いる。 カチャカチャカチャとトイレの壁で前足をぬぐうのだ。 私たちの言葉も憶えた。 「ティップス~!まんまだよー」と呼ぶとダダダダ~!!と走ってくる。 今年のクリスマスイブはティップスをはじめて家の中に入れてちょうど3年目になる。 3年前のある日野良猫だったタキシードキャットを子供たちが連れてきて裏庭の納屋 の中で飼い始めた。 クリスマスが近いこともあり子供たちは古い毛布などで寝床をつくりキティのキャット フードを与え彼の寝床の横に松の枝でこしらえた小さなツリーも飾ってその猫を世話し ていた。 家に入れなかった理由は「猫2匹も飼えるかな?」ということと一番の問題はキティ だった。 キティは気の強い猫でこれまでどの猫も寄せ付けなかった。 っていうかキティは犬とでも対等に渡り合えるほどの体力も気持ちも気丈な猫だった。 「どうせキティが駄目っていうしね・・・」と考えていた。 クリスマスイブの日、私が仕事から帰ってくると子供たちが興奮しながら「早く、早く! 見て!」という、見るとあの猫とキティが仲良く暖炉のそばで寝ている!OH MY GOD! 奇跡である。 主人が「クリスマスなのに納屋で寒い思いをさせるのは忍びないから思い切って中に 入れたらキティは彼の周りをぐる~っとまわって匂いをかいで全然平気だったよ」と言 った。 その猫はちゃんとお風呂も入ってすっかり綺麗になっていた。 よく見るとなかなか男前である。 名前を考えた。 家族でいろいろな名前がでたけど足の先が白いので「TIPS」(先っちょ)に決定。 それからティップスはいろいろと悪さをしてキティに怒られていた。 天然ねこなので悪気はないのだ、ただ遊びたいだけでキティにちょっかいだしてまた 怒られる・・やれやれ。 それでもキティがティップスを可愛がっているのはよくわかった。 いつも元気に遊んでいる彼を「まったく・・しょうがないわねぇ」というふうに見ていた。 ティップスは極端にビニール袋を怖がる。 店で食料品などをいれるあの買い物ビニール袋がとても怖いらしい。 子猫のときにビニール袋かなにかに入れられて虐待でも受けたのかそれともビニール 袋に入れられて捨てられたのか・・・よく分からない。 きっといやな思い出があるのだろう。 もう心配しなくていいよティップス。 主人が「きっとキティは3年前自分の先が長くないのを感じていたから自分の後継者を 探していたんだよ、ティップスなら大丈夫だと思ったのかもな」と言った。 そうかも知れない。 ティップスはキティが見込んだ猫なのだ。 可愛いティップスをこれからも家族の一員としてよろしくお願いします。
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