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2021.03.07
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カテゴリ:めいの記録
なにから話したらよいのか・・・
今日までずいぶん時間がかかってしまいました。

めいちゃんの死は突然でした。
てんかんの発作が3日間続けてあり、5回連続していました。
さすがに、めいちゃんも疲れきっていたので病院へ連絡しました。
でも、この時、家族全員いつもの通り、
病院へ行って薬をもらって帰ってくるつもりでいたのです。



2月11日、あの日はとても風が強くて、
高速道路が土煙で赤くなり、先が見えないくらいでした。
めいちゃんに「凄いね、ゆっくり行こうね」と話しかけながら走りました。

病院に着くと、救急外来としてすぐに診ていただくことができました。
いつもの院長先生はお休みで、若い女性のドクターでした。

元気がなく、軽い脱水症状が診られ重症だと言われ、
ガタガタ震えてしまいました。
ドクターに大丈夫かと言われたけど、大変なのはめいちゃんで、
とにかく、保護した時から大学病院の検査、そして前病院での治療など、
今までのことを話し検査をすることになりました。

その間、待合室で待機することに。
検査のため大きな声で叫んでいためいちゃん。
その声は待合室でわんちゃんが吠えていてもはっきり聞こえました。

落ち着かずソワソワしていたところに、看護師が書類を持ってきました。
書類を手に説明を受けていたら涙が流れ出し止まりません。
治療費のことと、延命治療の同意書でした。
検査中に発作があった場合どうするか決めてほしいと。

すぐに判断できずに時間をもらいました。
自宅にいた息子のむくに写真と動画を送り、電話をして相談。
治療費はかかっても良い、でも延命治療はしないことに。
気持ちがはっきりしないままサインをしました。


この動画はめいちゃんの最後の動画となってしまいました。
むくはこの動画をみる限りはまだ大丈夫だと思っていたそうです。
腕を水かきしているかのように動かすのは軽い発作らしいです。
ドクターは心配だから夕方まで様子を診たいと言ってくれました。

それならむくを迎えに行けると高速を飛ばして帰りました。
独りでいる心細さと、帰りの車でめいちゃんが発作を起こしたら、
パニックって困るから一緒に居てほしくて。

むくを連れて病院へ着いた報告をすると、すぐに診察室に呼ばれました。
これはすぐに帰れると喜んだのもつかの間、
薬が効かず状態が良くないと言われ頭が真っ白です。
ドクターからの提案はこのまま家に連れて帰るか、脳圧を下げる治療、
この二つでした。

このまま連れて帰ったら発作が起こる可能性が高いので、
吸引と注射の両方で発作を止めるようにするそうです。
状況は今までと変わらない。
それ以上に悪くなる可能性がある。

脳圧は24時間つきっきりで、様子を診ながら薬で圧を下げ、
興奮している脳を休ませるとのこと。
まだ助かる方法があると思い、治療をお願いしました。
副作用のこともあるし不安だらけだったけど、治療に期待しました。

帰る前に、めいちゃんに声をかけさせてもらい、
「大丈夫だよ、ちょっと眠るだけだからね。
頑張ってね。明日迎えに来るよ。」
意識がもうろうとしているのか反応がなかったです。



今度は下道を通りながらめいちゃんの今後の話をしました。
いつも家にいて面倒をみるばばちゃんの負担の軽減や、
発作が酷くなった時のこと、もしもの時の安楽死のこと、
たくさん話をしました。
この時は、また家に帰れると思っていたから・・・

そんな中、病院から電話が。
血圧が落ち、心拍数も少ないとのこと。
家はすぐそこでしたが、即、Uターンし高速に乗りました。

今度は、二人とも全くしゃべらず、黙ったまま病院へと向かいました。
悪いことでもしゃべったらそうなってしまう。
かといって、前向きな話もできず、黙っているのが一番だった気がします。

会えた時のめいちゃんは管だらけで舌を検査器具で挟まれ痛々しい姿。
涙が止まりません。
状況を説明受けていても、何が起こっているのか理解できません。
心拍数が60で半分以下に下回っていて、
とにかく危険な状態だと言うことはわかりました。

そして、ドクターからの安楽死の説明を受けました。
どうしよう!と、むくの顔をみると涙を流しながら頷きました。
二人とも言葉にならず、めいちゃんを撫でて謝るしかできなかったです。
ドクターは何も言わずそばで待っていてくれました。
お願いするしかありません。

めいちゃんの意見もきかず、勝手にいろいろなことをしてきて、
最後は安楽死。
保護しなければ、早く死んでいたかもしれないけど、
こんなに病気と闘うことはなかったかも。
本当にごめんね、と謝ることしかできません。

体に着いていた管を全部外してくれて、薬を投与することに。
声をかけてあげてとドクターに言われ、
「よく頑張ったね、おうちに帰ろうね。うちの子になってくれてありがとうね。」
そう言いながらめいちゃんの頭を撫でているうちに亡くなりました。
ショックもなく、眠るようにこの世を去っためいちゃん。
良かったと思うのと同時に、その場に崩れてしまいました。
むくはめいちゃんの名前を呼び、涙をボロボロ流していました。

ドクターが最後に
「お母さんが保護したことはけして間違っていないですよ。
きっと、めいちゃんも家族になれたこと喜んでいますよ。」
と言って、一緒に涙をこぼしてくれたのが慰めでした。

それでも、待合室でめいちゃんが来るのを待っている間、
後悔の言葉しか出てきません。
それをむくがそんなことないと言ってくれて・・・
少し、落ち着く時間ができました。



病院ではいろいろな棺が用意されていました。
でも、むくが抱いて帰りたいと希望すると、
真新しい真っ白なバスタオルにくるまれ、
首にはリボンを付けてもらってかわいらしくなっていました。

むくがめいちゃんを子供を抱くように優しく抱える姿は、
今も目に焼き付いています。
めいちゃんは家族の一員なんです。

お世話になったドクターと看護師さんにお礼をすませ、
病院を出たのですが、車が病院を出るまで見送ってくれました。
寒い中半袖姿で外にたったまま・・・
最期をあのドクターに看取ってもらえて良かったと思いました。
むくは遠い病院まで行くことを良く思っていなかったのですが、
ここでお世話になって良かったと思ったそうです。

帰りの車ではずっと涙が流れたままで、
ハンカチの乾いているところがないぐらいでした。
むくも黙ったまま鳴いているようでした。
早く帰りたくて高速に乗ったとき、突然むくが声を出して泣き始めました。
ずっと、我慢していたみたいです。
二人でワンワン泣きました。

早朝のめいちゃんの発作から始まった一日で、
家から3往復移動し、泣き疲れているのもあり、
ボーッとしていたみたいで道を間違えそうになりながら家に帰りました。

家に着いたのは11時を回っていたけど、みんな起きて待っていました。
夕方、大丈夫だから心配しないでと連絡を入れていたのですが、
心配で眠れないと待っていたみたいです。

めいちゃんを抱えてたむくの姿をみて、言葉を失いました。
ばばちゃんはめいちゃんと名前を呼んで、妹は黙ったまま撫でていました。
めいちゃんが大好きだったハウスに寝かせ、
やっとこれでめいちゃんも安心したかな。

めいちゃんの葬儀の準備は全てむくがしてくれました。
あまりにも突然だったので思考回路がオーバーヒートしてしまったみたい。
お金はいくらでもかかって良いから、
めいちゃんのためにちゃんとしてあげてとお願いしました。

葬儀は二日後の土曜日、家族みんなが揃う時間になりました。
年寄りもいるし、コロナの件もあるので、
自宅に出張してくれる会社にお願いしたそうです。

家から出発できるから良かった。
これなら、迷子にならずに帰ってくることもできるね。



長々となってしまったので、ここでいったん終わりたいと思います。
この続きは後日に。

あまり感情的にならないように書いたつもりです。
それでも泣きながら鼻をすすりながらやっと書きました。
お付き合いいただきありがとうございました。



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最終更新日  2021.03.07 17:25:02
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