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カテゴリ:電気
~~~~~~~~電気屋ののちん日記講座~~~~~~~~
キルヒホッフの第二法則について キルヒホッフの第二法則 回路網の任意の閉回路において、 電路中の電源の電圧の総和と電圧降下の総和は等しい。 これも分かりにくいので、図で説明すると、 ![]() 左図において、 オームの法則の時に説明したように、 電池を抵抗(豆電球)に繋ぐと、 電源電圧 E が抵抗 R の両端に発生するので、 E = IR (= V) が成立します。 これを前提にして考えると、 右図の場合はどうなるかというと、 E = I (R1 + R2 + R3) = V1 + V2 + V3 となります。 すなわち、電源電圧 E と、 各抵抗に発生する電圧 V1、V2、V3 の合計値は同じになります。 これではイメージがわかないという方は、 以下のように書き換えると分かりやすいと思います。 ![]() 階段のイメージです。 電源電圧 E を全体の高さ、 V1~V3 を各段の高さと考えると、 ・階段の一番上の高さは E。 ・階段を一段下りると、高さが V1 だけ低くなる。 ・2段下りると V1 + V2 だけ低くなる。 ・一番下まで下りると V1 + V2 + V3 (= E) 低くなる。すなわち高さは 0 となる。 ということです。 ここで注意しないといけないのは、 上図の回路中に流れる電流 I の大きさは、 どの地点においても同じだということです。 私自身、最初は抵抗 R1~R3 のそれぞれに流れる電流値は 違うようなイメージを持っていましたが、 キルヒホッフの第一法則を考えた場合、 電流は分岐点がない限り、常に同じ値となります。 ~~~~~~~~電気屋ののちん日記講座~~~~~~~~ 読んでくれた方、クリックして頂けるとありがたいです。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.27 00:06:04
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