のらねこ軍曹の日記

各国の首脳が雁首揃えて、建設的な進展が何もなかった洞爺湖サミット。
お疲れちゃんでした～

　　　2050年にCO2の排出量を半減させる
　　　そんなカンタンな約束さえも、キッチリ成立させられなかったネ

今回の議長国日本や、環境先進国ヨーロッパが主張する、地球の未来に対する危機感は、
アメリカや、中国・インドの経済至上主義に、軽く受け流されちゃった

議論の場は、今後の国連へと見事なスルーパス！

「先進国が環境を破壊してきたんだから、削減の義務はキミたちにある。ボクらは関係ないじゃん」
…って、エ～ッ!?　そゆコト言うかみたいな場面があった。

まぁ、そういう態度に出ることは、容易に想像ついたけど
だからこそ真の先進国になれないんだけど(笑)

経済発展の大チャンスだということは分かる。
先進諸国にこれまでの責任があることも分かってる。

でもさ、ここでクエスチョン

地球がダメになったら、儲けたお金をどう使えるの？
お前らがこんなに汚したんだと言いながら、なんでその過ちをサル真似すんの？

いったい世界は、いつまで手を取り合えないの？


出たがりブッシュの舵取りで、
ハナシは原発推進論に向いちゃったし
そんなに核が好きなら、自分だけが存分に放射能浴びればイイのに

最初っから期待はしてなかったけど、
食料問題、マネー問題、エネルギー問題、拉致問題、そして環境問題。
山積みになった深刻な問題は、やはり今回も据え置かれたままでした～

そして新たに生まれた懸念は、国内でやっとこさ盛り上がりつつあるエコ意識が、
サミットの不完全燃焼で、尻すぼみにならないかということ。
「エコエコ」と大騒ぎしてるCMや番組が、サミットを終えてどんだけ減るのかな？


洞爺湖からのスルーパスは、
いつかゴールネットを揺らすのでしょうか
ロスタイムは、もう、わずかしかないんだよ～。