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カテゴリ:読書
「愛のあとにくるもの」
辻仁成 出版社:幻冬舎 一度壊れた愛は、やり直すことができるか――。作家の辻仁成と韓国の孔枝泳(コンジヨン)の両氏が、男女それぞれの視点から一つの恋愛を描いた小説『愛のあとにくるもの』(幻冬舎)を出版した。 「変わらない愛って、信じますか?」小説家を目指す潤吾は、失恋の痛手のなか、韓国からの留学生・崔紅と出会いそう問われる。そこから始まる狂おしい愛の生活―。やがて二人は、小さな行き違いで決別するが、七年後の再会で愛が蘇り…。韓国人気作家・孔枝泳(コン・ジヨン)とのコラボレーションで放つ渾身の恋愛長編小説。 ========================================================================== さて、久々の辻仁成作品ですが、これはただの作品でなく日韓競作小説で、私の大好きな『冷静と情熱のあいだ blu 』と『冷静と情熱のあいだ Rosso 』のように主人公の男性と女性それぞれの視点から描いた作品。この作品では、潤吾が主人公として描かれている。 どうしても、この作品を読んでいると冷静と情熱のあいだと比較してしまうんだけどね。↑のように崔紅と出会った潤吾。しかし、あることをきっかけに二人は別れてしまう。別れてからも崔紅を想い続ける潤吾。小説家志望の潤吾は、別れてもなお崔紅への想いを届けたくて潤吾と崔紅をモデルにした『韓国の友人、日本の友人』を出版する。きっとこの本を崔紅が見てくれると信じて。別れてから7年後、潤吾は崔紅と偶然な再会を果たすが・・・って感じです(笑) 冷静と情熱のあいだはイタリアと日本、本作品は韓国と日本ということで、多少景観は落ちる気はするけど、こっちの方が現実味のあるストーリーで共感できるとこもあります。本作品では崔紅のことはあまり描かれてなかったんですが、孔 枝泳 著の『愛のあとにくるもの』はもう購入済みです(爆)読んだらまた更新します。 なんかスペシャルドラマとかで実写されそうな気がする。できれば映画がいいけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.01 19:56:52
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