ほぼ週刊☆東雲色Surf舟便

　朝から唾を吐きかけてやりたくなるような現場に居合わせてしまった。ヘタレな管理職予備兵が、単なる自分の思い込みで弱き者に説教をしているのだ。流石に見ぬ振りは出来ず、説教を終えて揚々と席に戻って来たところで、「今の（説教）は、いつ決まった事だぃ？各部署の主任クラスには話が通ってるだぃなぁ？」と尋ねてみると、鳩が豆鉄砲を食らったように、「えっ？共通理解がとれていないんですか？」とぬかしやがった。「（説教ってのは）そおういう確認をした上で普通やるもんだぃなぁ？」と穏やかに言ってみたら、「すいません。確認します。」だと…。人に説教たれる前に、てめぇの足元を、よぉっく見やがれ！
　いつになく煩雑を極めた今日は、その後も書類作成と客人対応に追われ、気がつけば退勤時刻は、とうに過ぎていた。脱兎さん記録を更新していた私だが、いささか今日は更新できなかった。無念だ！そんな気持ちでガックシしながら最後の詰めをやっていると、「はい！差し入れです。」と臨時のお嬢さんがミタラシ団子を持ってきた。生憎、このところ歯が痛くてならないので、正直に、そう伝えると、今度は傍にいた所長が「せっかくだから、義理で喰え。」と言う。８時ちょぃ前の、あと一息って感じの時に、歯の痛みを堪えつつ書類と格闘している時に、「団子を義理で食え。」と言ったのだ。もはや何の躊躇いも無く即答していた。「義理で喰うぅ？歯が痛いのにぃ？義理でぇ？判らねぇなぁ…。意味不明ぇ～！」すかさず、次長が話題を変えた。腹の中で、大笑いしつつ、コピー室へ入った。糞野郎どもめ、おととい来い！