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Aug 24, 2010
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カテゴリ:ラグビー
 トライネーションズ第7戦ニュージーランド対南アフリカは29-22、ラスト1プレー、ニュージーランドの逆転劇で幕を閉じました。地元でのこの試合にかける南アフリカの迫力、思い入れともに痛いほど伝わってくる試合でした。それだけに、今の戦術の限界を感じたことも否めません。

 例として、ディフェンスにフォーカスを当てます。
 現在の南アフリカは、内側から外にプッシュアウトするディフェンスを採用していますが、果たしてそれが「大きくて強い」チームにマッチするスタイルなのでしょうか。

 プッシュアウトするドリフトディフェンスの狙いは、内側から外側に相手を追い込むことで、多少のゲインは取られても、外側で1対1以上に簡単なシチュエーションを作り上げることが狙い。つまり、個人で勝ることのできないチームが運動量で数の論理に相手をはめ込むディフェンスといえると思います。

 しかしどうでしょう。
 この試合を見ても、(ゾーンさえ決まれば)彼らより激しいコンタクトができるチームは世界中探しても見当たりません。今回奪われた象徴的なトライは以下の二つでしょう。

・プッシュアウトでニュージーランドのアタックスピードについていけなかった
・外を意識するあまり、内側の選手を外側のディフェンダーが追い抜いてしまった

 南アフリカがまずすべきは、外側が積極的に上がりながらエキストラマンには詰める、大外の選手が外側からかぶり、相手に内側にステップを切らせる。つまり、グラウンドを小さくすることでしょう。

 「内側に追い詰め」、そこにフロント3、両ロックといった「横に動くのは苦手でも、抜群の破壊力を持つ」選手を配置する。「すり鉢ディフェンス」しかないと思います。この日記で何度か出てくる言葉ですが、「抜かれどころの共有」です。順目順目にポジショニングしながらプッシュアウトするには運動量がもったいない!

 大切なのは、グラウンド上の選手が今の戦術をとことん信じて、80分間やり切ること。そのためには、選手の一番強い部分を積極的にぶつけていくのが一番手っ取り早い。

 レベルは違いますが(もっと顕著かもしれません)、高校生も説得したことでは動いてくれません。共感し、納得してもらうことで初めて力を発揮してくれます。これはグレードや年齢、競技を超えて言えることかな、と思います。





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Last updated  Aug 24, 2010 05:41:11 PM
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