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私はあの人嫌いです。合わない。話したくもない。顔も見たくない・・・。
う~ん,悲しきマイナスの感情・・・。 ですが,言ってみればこれは人間の性。好きなひとがいて恋愛したり結婚したりするわけですから,その逆の感情があることも否定できません。 世界はLOVE & PACE だよ。人類,皆兄弟さ。そう自己暗示をかけて,言行一致な人は確かに素晴らしいですが・・・,そんな高尚なひとはいないとは言いませんが,限りなくゼロに近い。 目指す価値はありますが,私たちは生身の人間ですもの。 嫌いなひとはいて当然です。 大事なことは,マイナスの感情とどのようにして折りよく付き合っていくか,ということに尽きるのではないでしょうか。 ここでは,そんな「嫌い」という感情をプラスに変えていく方法を,心理学と会話術の側面から探ってみたいと思います。 好きな人とばかり接しては人の心はふやけます。 人は心のバランスを求めます。 食べたくないものを口にすれば不快感を覚えますし,聞きたくない,例えば自分のコンプレックスを指摘するような言葉には憤りを覚えるものです。 これは,心と行動がインバランスな状態に陥って起こる感情。 ですから,好きなひとには接近行動,つまり近づいて一緒にいようとしますし,嫌いなひとからは遠ざかって離れていようとするのは当然の行動なのです。 そうやって,ひとは心とのバランスを保とうとしているわけです。 ですが最近,心理学において,この心と行動のインバランス状態を故意に与えることで,心的活動を活性化させることができる,と注目されています。 例えば,朝起きて食事をするときに緑茶とクロワッサンの組み合わせが食卓に出されたとします。 クロワッサンにコーヒーや紅茶ならわかりますが,緑茶がアベックとはおかしな話です。 ですが,"あたり前と思う組み合わせ"と異なった風景を目の当たりにさせることで,脳に刺激を与え,1日の思考力を活性化させることができる,と言われているのです。おもしろい話です。 仲が良くて気心のしれた友人とばかり遊びに行く,あるいは私の気持ちを察してくれる人とだけお喋りをする。これは一番バランスがとれて心地よいものですが,これはぬるま湯につかっているようなもの。 快の状態でしょうが,その状態ばかりでは,人の心もふやけてしまいます。 人はバランスを求めて行動しますが,ときにはバランスを崩す行動,つまり刺激も必要です。 インバランスな状態はあなたの意識を覚醒させます。 警戒のシグナルが全身を駆け巡り,戦う姿勢も生まれてきます。 負けたくないという想いから気力が充実して,それが向上心へとつながっていくのです。 嫌いな人には,朝一番に挨拶をしてみる。 いつも話さない人にこそ,努めて話を投げかけてみる。 そんな所作が,あなたにプラスの刺激を与えること・・・, よく憶えておきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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