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これまで何度となく触れているザ・ベストテン。言うまでもなく大ファンだったわけですが、アーティストの中には出演を拒否する方もいらっしゃいました。
私は当時その理由が理解できなかったのですが、最近こんな理由もあったのでは、と思うことがあります。 この番組に限らず、当時の歌番組と言えば、たくさんの歌手が出演し、持ち時間は3分もないという状況でした。 当然フルコーラスなど無理で、カットした歌しか歌えない。 日頃歌番組ばかりの人は、レコードを聞くと新しい発見をしたと思う位だったようです。 しかし、本来歌はフルコーラスでひとつのストーリーになってメッセージが伝わるものですから、それを崩すことに抵抗を覚えるのも無理はありません。 なぜこんなことを思い出したかというと、吹奏楽コンクールのことからなのです。 吹奏楽コンクールは、今年もテレビ番組で取り上げてもらって嬉しかったのですが、ここにもカット問題があるのです。 吹奏楽コンクールには時間制限があり、それを一秒でも越えると失格になってしまいます。 一方、コンクールにかけたい曲はたいてい長い。 そこで、原曲にハサミを入れるわけです。 しかし、当然その行為に対して異を唱える方もいらっしゃいます。音楽コンクールで曲をカットするなとありえないと・・・ 吹奏楽コンクールには多くの団体が出ますから、時間制限はやむを得ない。これをしなかったら半月一月でもやらないと終わりません。 しかし、オリジナルを改変するのが当たり前という文化になってはいないかと思うわけです。 オリジナルを大切にする文化が、文化レベルの向上につながるのではないでしょうか。 ちょっとマジメな話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月04日 09時54分42秒
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