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最近、ネットでは『マスゴミ』やら『新聞は信用できない』やら、メディアを否定する論調を見受けます。
これまで、テレビラジオや新聞などのマスメディアが「世の中を映す鏡」であると聞いてきました。これらを通して世の中を知ってきた、と思っています。 鏡は、その前にあるものを映しますが、鏡がゆがんでいるとその像もゆがんでしまいます。 昔、科学センターでいろんな形をした鏡の前に立って、伸びたり縮んだりする自分の姿を見て楽しんだ思い出があります。 普通の鏡を見ているから、そういう『変わった』姿を見ても面白いと思うだけですが、もしゆがんだ鏡しかなかったらどうでしょう。それらが本当と思い込んでしまうかもしれません。 マスメディアは言うまでもなくただの鏡ではなく、生身の人間が行っているものです。ただ来たものを反射するのではなく、自ら意思を持って情報を取り、咀嚼して世の中に出す役割です。 マスメディアは単純な鏡ではなく、意思を持ってそのメディアがこうだ、と思うように情報を出しているのです。 それを、公正ではないとか本当のことを隠しているとか言うのは、ちょっと違うように感じます。 何が公正で、何が本当のことかというのは、唯一の答えとしては誰もわからない。「本当らしい」「公正と思う」と言うのはできますが、確定はできないものだと思います。 マスメディアも同じことであり、マスメディアに対して、完全に公正な立場にたっての報道を求めるのは難しいと思います。 であれば、情報を受ける我々が取捨選択し、判断をしていくことが大切だと思います。 鏡がゆがんでいるかどうかを判断する。そのためには、いろいろ勉強しなければなりません。そのための勉強ができる場として、学校教育というものを再構成するべきだと思います。 マスメディア型だの単純な鏡ではないということがわかりました。その次の段階に進むことが求められています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月08日 15時02分41秒
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