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カテゴリ:ごめんね、にゃあ君
ピンポン にゃあ君とはよく遊んだ。休みの日が待ち遠しかった。庭に出て行くと、待ってましたとばかりに寄って来て、足元にまつわりつく。目を細め、いつものように頭のてっぺんをスリスリこすり付けてくる。足の周りをぐるぐる回る。あんまり近くにいるので、うっかり尻尾を踏みそうになることもある。気をつけているのでムンズと踏み付けるわけではないが、たまに足を下ろした瞬間、足の裏に何かを感じることがある。慌てて足を上げ、バランスを崩して転びそうになる。時には危険も伴う。 にゃあ君は飽きっぽい。何回か繰り返すとすぐ飽きてしまう。ボールは転がったままで、にゃあ君は見向きもしない。にゃあ君は一度興味を失うと、頑固だ。「フン」とそっぽを向いて、相手にしてくれない。 それでもご機嫌な時は、結構遊んでくれる。しかし、にゃあ君はボールをキャッチすると、こちらに返さず、お手玉をしている。 それから時々、テラスでピンポンをして遊んだ。初めは数回程度だった打ち合いが、5、6回続くようになった。これはいい運動になった。もちろん私にとってである。にゃあ君は一箇所にじっとしたまま前足の先だけを動かしているが、私はどちらに転がるかわからないボールを追いかけ、腰を落としたまま小走りするのだ。にゃあ君と遊ぶのも楽ではない。
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最終更新日
2009.02.05 16:41:37
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