おぼろ二次元日記

誰もが笑って暮らせる国を。
光と闇、友が望む世界は・・・。



「誰も、なにも失わない世界」


あらすじは公式からです。

ルーナの森でスイとクゥとの戦いを繰り広げるライナとフェリス。
休戦状態になったとき馬車で眠っていたアルアが目を覚ました。

悲鳴を上げるアルアに向かって、ライナは共にククを助けようと話す。
ライナと同じ複写眼の持ち主であるアルアは、ライナを「先生」と呼ぶのだった。
ククが捕らえられている貴族の館に向かおうとしたそのとき、再びスイとクゥが現れる。



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ライナの理想とシオンの現実がぶつかり合ってきて
２人の友情が壊れていく道が見えて来ましたねえ。
誰も人を殺すことなど望んではいない。
けれど・・・


ライナはすでに自分の意思でなくても多くの人を殺してきた。
シオンはこれから自らの意思で多くの人々を犠牲にする。
ライナのレポートは遺物を周辺諸国への抑止力として使うことだった。
アルファスティグマを持っていても構わないと言ってくれたシオン。
でも、そのアルファスティグマも友情以外の使い道があるのだと
したら？


ミランが懸念した王の意思、真意は？
闇に堕ちていくシオンが最後に光を求めたシーンが印象的でした。
光はライナと結ばれた友情のはずなのに、それすらも闇に堕ちていく・・・。



☆生きる意味


「それでお前が救われるのかな。
心が傷つく前に抉ってやるのに。」

ライナだからこそ言える台詞ですね。
痛々しいですが失ってしまったほうが楽になる代物。
目一つで人生が簡単に変わってしまう。


気付いたアルアは自分の目のせいで両親を失った現実に押しつぶされそうに！
ライナは別に死ぬのは構わないが、父親の最期の言葉を思い出せと言う。

「お前は生きるんだ。」


そして自分もまたアルファスティグマの持ち主であり、
苦しい思いをしたけれど、生きてもいいと手を差し伸べてくれた
友が、王様がいたことを話す。
何よりもククが待ってる！


ライナとフェリスを”先生”と呼んで立ち直るアルア。
もちろん、師匠は変態なライナではなくフェリスで。
剣術の腕が上がればアルファスティグマもある。
アルアの将来を思いながら昼寝を始めるライナ。


☆理想をかなえるために


ククが捕らわれている館にやってきたライナたち。
罠も待ち伏せも無しだが、ちゃんとスイとクゥは現われた。
自分達が勝てないと分かっていても欲しい、その特異な目を！


「あなた方の力を僕らの祖国、ガスタークのために
使ってみませんか？」

アルファスティグマがあろうと何だろうと差別の無い世界を
自分たちの王なら創ることが出来る！

「レファル・エディアにはその力がある！」


勇者王！


けれど、平和を作るために犠牲を強いるやり方を選択する
ガスタークには自分の居場所は無いと断言するライナ。
綺麗事だけでは理想はかなわないと反論するスイ。


自分はもう痛みを背負ってしまった。
けれどアルアは違う。
彼を殺して力を得ようとするならそれは間違っている。
アルアの未来を守る。


ローランドなら受け入れてくれる、というライナ。
大も小も救えると勘違いしている本物の馬鹿な王様が作る世界なら
住んでも良い。
もし、その王様シオンが変わってしまったらぶん殴って元に戻す！
（イタタ！！！）
フェリスもライナに賛同し、交渉は決裂！



☆闇とともに


「忘却欠片（ルール・フラグメ）」を扱うスイとクゥとの再戦！
腕から龍の炎を吐き出すスイに対抗するライナ、クゥの鎌と対峙するフェリス。


狭い部屋の中で陣を張って戦うライナにはもう一人の援護者がいた！

「稲光(いづち)！！！」


下級の魔法でもライナに呼応して予想外な方向からまともに
攻撃を受けてしまったスイは倒れる。
アルファ・スティグマはやはり忌むべきもの。
ククを囮にして援護していたアルアの力をまた暴走させ、
結晶化しようとたくらむスイ。
止めようとするライナ！


背後から闇の狼がスイのルール・フラグメを奪い取った！！！
それを拾ったのは


ミラン！！！


シオンがネルファを訪問した時にいた男！
ルーナをそそのかしたのがピンクの髪の２人組と分かって
指輪を向けようとするミラン。


なぜかそれを「稲光」で止めるライナ！
スイに「貸しにする」と言って逃がすライナを咎めるミラン。
ローランドの人間なのになぜガスタークの間者を逃がすのか、と。
邪魔だから消す。
それは間違っていると答えるライナ。


アルファ・スティグマ、勇者の遺物・・・

「一体、陛下は何を？」


心の中でつぶやきながら、ライナの甘い理想に現実を突きつけるミラン。
自分に邪魔な人間を全て消していけばアルファスティグマの持ち主が生きやすい
世の中になるのではないか。
そんな血塗れの犠牲の上に成り立つものは・・・。
自分よりも現実を知っているはずなのに甘い理想を口にする。
ミランは


「いずれ私は貴方を殺すことになりそうだ。」

と言って姿を消す。


「貴方の存在は非常に・・・。」


アルアとククを保護したライナたちは自分たちの旅を
続けるために後を追ってきているミルクたちに一緒に連れていけない
アルアたちを託すことを思いつく。



「灯りをつけないと・・・。」


自室に篭るシオンにルシルが問いかける。
人は争い、殺し合い、奪い合って自分の理想や人々の願いを
かなえようとする。
現実を分かっているのにシオンは何故、求める？


「かなえたいんだ。」


あの日の約束を。
まだ、今はまだ・・・

「灯りをつけないと・・・。」


約束は光、ともに求めた理想に向かって日の光の下を進んでいきたいのに。
葛藤するシオンが痛々しいです！
シオンは今ならレファルが進もうとしている道を理解できるでしょね。
でも、失い過ぎたライナには受け入れがたい道。
ミランはシオンが友情に引っ張られ、甘い選択をしていくのを恐れるようです。


分岐点はすぐ、そこかもしれません。
次回、再会が楽しみです。



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