カリギュラ
もう先週のことになりますが、21日に話題の「カリギュラ」を観てきました。ちまたでは、小栗 旬くんの初の主演舞台、しかも蜷川作品ということで、ドキュメンタリー番組が2週にわたって放映されたり、ワイドショーでも取り上げられたりしていましたが、前回書いたように私は若村麻由美ちゃんのファンです。だからどうしても麻由美ちゃん寄りの見方しかできないのかもしれませんが、あるいは自分が女性だからか、今回はカリギュラの心理がまったく伝わってきませんでした…。最愛の妹を亡くし、失望したカリギュラが起こすはちゃめちゃの数々や、最後まで満たされることのない心の闇…孤独や絶望…それはわかるのだけれど、心にまでは伝わってこなかったんですよね…。評価されているのも確かなわけだし、演技がどうこうをここで論じる気はないので、たったひとついえるのは、「やっぱり私は蜷川作品は苦手かも…」ということかな。東京公演は明日が最終ですが、若村麻由美ちゃんのHPに、毎日の日記が綴られていて、とても面白いです。裏方さんのことや、裏話、1日ひとことのセリフも載っていて、興味深いです。その彼女の言葉にもあったのですが、カリギュラに殺されてしまう愛人セゾニアの最後について、「殺されることを受け入れることで、セゾニアの愛こそが完成した」という、その1点だけが唯一心に響いてきたかな。麻由美ファンの私としては、彼女があんな大舞台で立派に演じられたこと、その美しく哀しく華やかな姿に感動した、今回の舞台でした。来年は大河ドラマ「篤姫」にも出演が決まっている彼女、さらなる活躍を期待したいですそうそう、私が観に行った日は、WOWOW の収録がされていました。いつ放映されるのかな。 今月のフラワーアレンジ。同じ花器で、月ごとに違うテーマのアレンジをします。4~5人のお教室ですが、同じ花材なのに全く異なる形に仕上がるから不思議。私のは、いつもこじんまり平面的にまとまってしまうので、そこを注意されます。