MBAについて思うこと
今日NYから取引先が訪問しました。大手上場企業子会社の社長。彼はすでに年配ですが、40代にMBAに行きました。 私の経緯に似てる関係でそのへんの話が盛り上がり共感したのが、学生を続けてMBAに行くパターンよりも、社会を経験している人がいく場合、すべてに実体験がともなっているので得る価値が多いような気がするということでした。私の会社にMBAが2人います。一人はA氏、会社経験者、もう一人はB氏、ほとんどなしです。B氏は分析には長けてるのでしょうが、実践では苦労しているようです。特に普段のレベルで先を読むということに関して…。例えば、クライアントの依頼で新規商品の開発に携わるとします。先にクライアントの条件、状況、ゴール、対象とするマーケットなど説明します。それをもとに手許の商品カタログを見て、提案できる商品の選定・特定して行く作業です。ここでB氏は質問攻めをします。「こういう場合はどうなんでしょうね?」、「こんなラインはいけますか?」など… 一方、A氏はその間にもどんどん手許のカタログをこなして、結果は大きな差が出ました。時間的にも内容的にも。これは結局、相手の立場にたつ姿勢をもった仕事と、与えられたものに対応するような自分に関係ない姿勢との違いに感じ取れました。EQの問題といってしまえばそれまでですが、ニーズに応えるという作業は先が読めないと結果が出ません。逆に仕事において、ニーズを一から十まで聞いた上で分析してから動いてたら仕事になりません。だから、B氏にはじっと腰をすえて分析をする仕事が向いてるのでしょう…私もMBAに行きだして一点気をつけているのが、分析しようとし過ぎないようにということ。昨日のブログに書きましたが、即決の効果の方が未決の山より結果はでます。ともかく、日本でも働きながら学校に行ける環境がもっとあればいいのに…と思うこの頃です。(文脈がなくすみません… 仕事に戻ります)